2008/02/11(月)
というニュースを見つけました。
シカと考え有効活用、南丹 有害鳥獣対策のシステム開発へ
Yahoo News、 京都新聞
(以下引用)
捕獲したシカを観光資源として有効活用する取り組みを進める京都府南丹広域振興局は2008年度、京都府南丹市美山町で、角や皮など肉以外の部位を製品化するシステム開発に乗り出す。有害鳥獣対策の一環で、食肉加工処理のコストを削減し、シカ肉の販売価格を下げて需要拡大を図る狙い。工芸品や漢方薬、ペットフードの原料として利用する可能性を探る。
具体的には、
▽角をトロフィーなどの工芸品や漢方薬にする
▽内臓や前脚をペットフードとして加工する
▽皮をなめして手袋に仕立てる
などの方策を検討する。シカ肉の有効活用について同振興局が設けた専門協議会で考える。民間コンサルタント会社にも調査・研究を委託し、肉以外の収入増を目指す。
日本のペットフードの表示義務は原材料の8割までなので、残りの2割に入ると表示では分からないままです。
表示の疑問は海外でもあり、例え「鹿肉」と書かれていても、どの種類の鹿で、どの部分の肉の、どんな状態のものを加工しているかまでは分からない・・・というコメントを何度か見た事があります。
上のニュースの鹿肉が、どのくらいの品質のものかは分からないので、ペットフードに入る事の善し悪しは何とも言えませんが、もし入っていても消費者には分からないという事が今後の表示義務の規制で変われば・・・と願います。「今までは廃棄していた内臓や前脚をペットフードに」という方向は、ペットフードの位置づけをどうしても考えてしまいます・・・。