鉛が検出されたペット用品の販売元であるペットスマートからは、まだ検査結果の発表は見かけません。
12/4で少し前のニュースですが、経過を載せているものがありました。(10日以上前のニュースなので、そろそろ検査結果の発表があってもいい頃ですが・・・)
前回テストを行って鉛が検出されたのはセラミック製ですが、今回ビニール製のオモチャの簡易テストでは、鉛は検出されなかったようです。
Petsmart tests pet toys for safety
ペットスマートはペット用オモチャの安全性テストをおこなう。
(以下抜粋)
大手マーケットには多くのペット用オモチャがあり、それらは中国製である。
ペットのオモチャに連邦による安全基準はなく、どの政府機関も毒性についてのテストを行ってはいない。自分のペットを保護するためには、メーカーと小売業者の安全と自警に依存しなければならない。
私たちは家庭用のテスト機材で鉛のテストを行うために、30個のビニール製のオモチャを購入した。鉛が検出されなかったのは朗報である。
ペットスマートのスポークスマンであるブルース・リチャードソンによると、自社の技術グループによりオモチャの大規模なテストを行うという。
また会社はオモチャの品質保証テストを行う独立した会社を採用します。
ヒ素、バリウム、カドミウム、クロム、鉛、水銀、セレニウムのテストを含み、それらは人間用の安全基準と同じ規格を用います。
■2007/11/29 KOATによるニュース
ペット用ボウル(ご飯皿など)と鳥カゴから鉛が検出されたという報道になります。
Target 7 - Pet Products May Contain High Lead Levels
ペット用品は、高レベルの鉛を含んでいるかもしれない (Target 7調査による)
(以下抜粋)
中国で作られたオモチャが多量の鉛を含むとしてリコールされました。
では、ペット用のオモチャや生活必需品ではどうでしょうか?
Target 7では、自分でテストできるキットを使用し、様々なペット用品のテストを行いました。
黄色い犬用ボウルからは鉛は検出されませんでしたが、緑のセラミックのペット用ボウルは鉛が陽性だった。白いセラミックのボウルは外側の装飾の材料に、強い陽性反応があった。
鉛のレベルがどれくらい危険なのか判定するため、2つのペット用ボウルと小さな鳥カゴをAnalytical Environmental 研究所へ検査依頼をした。
John Biava(研究所の副社長、兼運用管理者)は、3個のサンプル全てに鉛を検出したと答えた。ラボが検査した鉛のレベルは、消費製品安全委員会規格を元にして、600ppmだった。この規格は塗料に含まれる鉛を基準にしています。
緑のボウルは、62ppmと少量だったが、白のボウルは1キロあたり、990ミリグラムだった。
鳥カゴに関しては、8,200ppmであり、消費者製品安全委員会が定める基準の10倍以上だった。
Target 7は鉛の基準を設けるCPSC(消費者製品安全委員会)に連絡を取った。
ペット製品に使用できる鉛の量に関して公表されたされたものはないという。
Michael Melloy博士(El Rinco Pet Hospitalの獣医)は、8,200ppmの鉛を含んでいる場合、鳥カゴはペットの健康に深刻な被害をもたらす恐れがあると答えた。
鉛は砂嚢(胃の筋肉の部分)に長期間留まり、長い間に渡り吸収されるため、深刻な中毒を引き起こす。
Target 7は鳥カゴのメーカーであるペットスマートに鉛の検査結果を連絡した。会社の代表は、品質保証チームと、第三者の研究所へ鳥カゴの検査依頼をしたという。検査結果は10日前後で分かるという。
FDAのスポークスマンは、セラミックの鉛の濃度を検査するだろうと答えた。
以前鉛が検出されたオモチャの販売元もペットスマートでした。大手なので、販売量がある分取り上げられやすいとは思いますが、またペットスマートか!と思ってしまいます。
FDAも調査に同意したようなので、検査結果が待たれます。
全ての中国製製品に高レベルの鉛が入っているというわけではないですが、見た目では判別つかないといのが厄介です・・・。
この記事では、最後にこう締めくくっています。
もしあなたがペット用ボウルに鉛が使用されているのを避けたいのなら、ステンレス製か、耐衝撃性のプラスチックを推奨する。