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調査:ペットフードに含まれる肉類とラベル表示について
2015/04/05(日)
イギリスのノッティンガム大学で、ペットフードに含まれる動物性たんぱく質のDNA鑑定を行い、含まれている肉の種類が、牛、鶏、豚、馬のうちのどれなのかを調べたというレポートが公表されました。

ペットフードはラベルにある原材料表示を見ても、本当に何が含まれているのかは分からないとこれまで言われてきましたが、メーカーがいかにいい加減なのかが分かる結果がでています。

この手の検査では珍しく、ブランド名も公表されています。

■発表元
>Acta Veterinaria Scandinavica
ニュースでも取り上げられています。
>Pet foods contain animal contents not explicitly identified on label
>Deceptive pet food labeling may put your pets in danger due to to chicken meat allergy


■検査の内容と結果
メジャーなドッグフード10種類と、キャットフード7種類のDNA鑑定を実施。
合計17種類のうち、14種類でラベルの記載とは違う肉を含んでいたことが分かった。
多くのペットフードのラベルに、ビーフ、チキン、ポークの記載がないにも関わらず含まれていた。

■ラベルと不一致のブランド
・Hill’s Prescription Diet R/D Feline Weight Loss
チキンの表示があるが、含まれていなかった

・Cooperative Gourmet Terrine with Chicken and Game
チキンの表示があるが、チキンは1%だった。

・Bakers As Good As It Looks Succulent Stew with beef
ビーフの表示があるが、63%の肉のうち、チキンとポークが22%で、ビーフは15%だった。

・Pedigree dog food with beef
ビーフの表示があるが、チキンとポークの方が多かった。

・Felix Complete cat food beef variety
ビーフの表示があるがが、81%の肉がチキンとポークだった。


■ラベルと一致した3ブランド
・Encore’s chicken breast cat food
結果とラベルと結果が一致した。

・Encore Chicken Breast with Brown Rice
・Chappie Original

2つともラベルの表示どおり、チキンは含まれていなかった。



今回の検査でチキンが含まれていないと出たヒルズの製品
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット
(Hill’s Prescription Diet R/D Feline Weight Loss)
主な肉がチキンとして販売している製品です。

ヒルズのサイトで確認してみましたが、原材料の表示がなかったので、amazonなどの通販サイトを参考にすると
原材料:トリ肉、トウモロコシ、セルロース、コーングルテンミール、植物性油脂

これで鶏のDNAが製品から発見されないとは、何の肉が使われているのでしょうか?


ヒルズのFAQにこんなものが。

Q12.サイエンス・ダイエットの主な原料はなんですか?
大切なことは原材料を気にしすぎることではなく、フードのなかの栄養素のバランスと量、そしてカロリー濃度、消化吸収が重要です。「牛肉 100%」とか「鶏正肉」という言葉にまどわされないようにしなければいけません。



もはやネタのようなコメントですが・・・
「原材料を気にしすぎることではなく」 とありますが、何の種類が入っているのか分からないとなると、アレルギーがあるペットには深刻な問題です。

ヒルズほどの大手であっても、原材料表示は全く当てにならないということが良く分かる検査結果でした。

 
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2015-05-10 日 19:02:11 | | #[ 編集]
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