2013/10/24(木)
■FDAの最新のレポート
>FDA Releases Progress Report on Jerky Pet Treat Investigation
■報告数
病気の報告:3600匹以上
死亡の報告:580匹
■症状の割合
胃腸疾患:約60%
泌尿器の病気:30%
ファンコーニ症候群の報告:135件
報告される数は以前に比べ減ってきているようにみえるが、FDAは獣医とペットの飼い主に情報を求めている。ジャーキーが原因と思われる病気の場合、獣医に血液と尿の検査結果や、サンプルを送るように依頼。これにより、FDAはファンコーニ症候群や泌尿器の病気がどれくらい含まれているかという情報を得やすくなる。
日本でもニュースになっています。
>ペットの病気や死亡が3600例、中国産ジャーキーを調査 米国
23日のFDAの発表によると、2007年以降「ペット用おやつのジャーキーに関連する疾患」にかかったとして犬3600例、猫10例が報告されており、うち約580例で死に至った。
さらに情報を集めるためFDAでは、該当すると思われる場合は速やかに報告するよう消費者に呼び掛けている。また分析を行うため獣医師らに血液、尿、組織のサンプル提出を要請している。
FDA獣医学センター(Center for Veterinary Medicine)のバーナデット・ダナム(Bernadette Dunham)所長は「われわれが見たことのある疾患発生例の中でも、最もつかみにくく謎が多い例の一つ」だと述べている。
ペット用おやつのジャーキーは、鶏やカモの肉やサツマイモ、ドライフルーツなどからできているが、米国法の下では原材料の原産地の申告は製造業者に義務付けられていない。
これまでブログで紹介した内容をまとめました。
「ジャーキー問題とは?」という方は、ご参考ください。
>中国産ジャーキー問題まとめ