2007/05/03(木)
Yahoo News (2007/5/3)
Senate backs standard pet food labels
今回のペットフード汚染の報告を受けて、ペットフードのラベルには
米国上院によって定められた一定の成分表示が必要となるだろう。
現在はメーカーが自主的に表示しているだけだが、今後はペットフード成分に連邦の規格を必要とするという法案に、上院は全員一致で賛成票を投じた。
この法案は上院と下院の両方と、大統領が署名しないと認められないそうですが、上院の様子だとかなり好意的です。
まだ詳しい表示内容については出ていないようですが、今後の進展が期待されます。
できれば日本でも見習ってほしいです。
日本ではペットフードの規制はないですが、輸入品のチェックのための
ポジティブリスト制といものがあります。
http://www.jcpa.or.jp/qa/detail/08_05.htm
以前中国からの冷凍ほうれん草などに高濃度の残留農薬があったため
平成15年に検討され、去年5月に施行されました。
これまでは残留してはいけない農薬だけをリストにしたネガティブリストでしたが、使えるものだけをリスト化し、それ以外を原則全て禁止とする法案です。(残念ながら金属汚染や今回のように化学物質の汚染には効力がないのですが・・・)
中国側は今まで以上に日本製の検疫を強化して報復しているそうです。
そのためポジティブリスト制以降、日本と中国との貿易摩擦は激しくなったと言われています。
今回日本があまりリコール問題を取り上げないのも、トラブルを避けたいからかも・・・と思うのはいきすぎでしょうか?