2010/01/08(金)
2009年11月に、猫と犬に初めて人からの感染が報告されましたが、その後も報告があがっていました。
■新型インフルエンザについての新着情報
2009 H1N1 Flu Virus Outbreak (英語)
新型インフルエンザとペットの感染報告例
全て人からペットへの感染で、逆はありません。
猫の感染例
2009年11月 1匹 (アメリカ・アイオワ) 回復
2009年11月 1匹 (アメリカ・ユタ) 回復
2009年11月 1匹 (アメリカ・オレゴン) 死亡
2009年12月 2匹 (アメリカ・コロラド) 回復
2009年12月 1匹 (アメリカ・不明) 死亡
2009年12月 1匹 (アメリカ・ペンシルバニア) 死亡
2009年12月 1匹 (アメリカ・カリフォルニア) 回復
犬の感染例
2009年11月 (中国) 詳細は不明
2009年12月 1匹 犬(アメリカ・ニューヨーク) 回復
フェレットは季節性インフルエンザに影響を受けやすかったため、新型インフルエンザにも同じリスクがあるようです。フェレットにも複数の症例の報告が上がっています。
犬より猫の感染報告が多いのは、猫の方が室内にいて人間と接触している時間が長いためではないかと考えられています。
■新型インフルエンザとペットについてのFAQ (英語)
Frequently Asked Questions about the 2009 H1N1 Flu Virus and Pets
症状は人間と同じように、呼吸器系に現れるものが多いようです。
せき、くしゃみ、鼻水、呼吸困難、無気力、食欲減退など。
どうすれば感染を防げるかについては、まだリスクについて詳しい事が分かっていない段階のため、はっきりとした答えはありません。そのため、感染者には近寄らないようにするなど、人間同士での工夫と同じです。
心配すぎて過度に遠ざけたりすると、犬や猫にはストレスになる場合もあります。様子を見ながら、適度な予防処置を促しています。
犬や猫から人への感染報告はありません。
感染しにくいのか、感染報告が無いだけなのかは分かっていません。十分なデータがまだないため、こちらも推測の段階です。