2009/06/05(金)
>ニュートロに対しての消費者からの疑問
※現在ニュートロは11ヶ国(日本を含む)を対象にリコールを発表しています。
>ニュートロがキャットフードをリコール
■2009/06/05
過去の記事でFDAが調査しているとした件と、今回のリコールのつながりは分からないままですが、ニュートロにより猫が病気になったとする飼い主から、ニュートロのリコールの告知について不満があがっています。
Cat Owners Bristle at NUTRO Denials
猫の飼い主は、ニュートロの否定に苛立ちます (以下抜粋)
シーラさんのケース
ニュートロ マックスの新しい袋にしたところ、3歳の健康だった猫のエンジェルは、突然病気になりました。
検査の結果、細胞の組織に高いレベルの亜鉛があったことが分かった。診察した獣医も、キャットフードが原因だとした。獣医はニュートロに通知するためコンタクトを取った。シーラさんも、猫が最初に病気になった時にニュートロに連絡をしている。
メーカーは、猫を失った事を残念だとして、自社に責任があると立証できるなら、診察料を支払うと伝えた。また、亜鉛のレベルが猫の死の原因になったことに疑問があり、他の要因があるだろうとした。
他にもニュートロがリコールしたフードが原因で病気になったのでは、という連絡を入れている人がいます。しかしメーカーは、「リコール対象商品で病気になった連絡はない」という告知のままです。
獣医の診察で猫の細胞の亜鉛のレベルが高いと出ていても、ニュートロは調査をしていないことになります。
消費者が個人で調べられる範囲は限られています。
因果関係は立証されていませんが、これで立証するのはかなり難しいです。
■2009/04/23
FDAがconsumeraffairs.comによる記事(下記 2009/4/22 参照)を否定する発表をしました。
FDA: 'No Investigation into NUTRO Pet Food'
FDAはニュートロの調査を否定 (ABC Action News)
Action Newsが確認したところ、FDAはどんな調査もしていないと答えた。
FDAのスポークスマンは、通常FDAは調査している内容の発表や否定を行うことはないが、現状のままではニュートロにとってフェアではないので、調査を否定すると伝えた。
consumeraffairs.comの記事はローカルテレビでも取り上げられ、Webに記事を載せていたニュースサイトもいくつかありました。現在は削除しているか、上記の内容に差し替えられています。
consumeraffairs.comは公的なサイトではないので信憑性はいまいちの部分もありますが、今回はFDAから得た情報として発表しているので、当然ながらそれなりの反響が出たようです。
■2009/04/22
FDA(アメリカ食品医薬品局)がこの件について調査を行っている、という内容です。
以下のサイト(consumeraffairs.com)に紹介されていますが、調査についてFDAが直接告知をした訳ではないので、詳細は不明です。
FDA Confirms Probe of NUTRO Pet Food Deaths, Illnesses
FDAが告知していないのに、なぜ分かったかというと
consumeraffairs.comが費者からのクレームや検査結果を集めたリストを政府機関に求めたが、FDAがFOIA(情報公開法)により否定をしたため、明るみに出た。
政府機関は、将来、または進行中の法的処置に影響が出るかも知れないとして、データの公開を断った。FDAのジョージ氏は、「データは施行目的のためにまとめられている。公開すると施行する際の妨げになる」と伝えた。