- アメリカ:ペディグリーがサルモネラ菌汚染でリコールを発表 (08/17)
- 日本:ネイチャーズ・バラエティがリコールを発表 (08/07)
- アメリカ:ニュートロに対しての消費者からの疑問 (07/13)
- ハーツ社のペット用ノミ・ダニの駆除薬に対する懸念 (07/09)
- アメリカ:PETCOがペット製品の管理が不衛生として摘発される (06/24)
(発端については、下記の 9月28日更新分 を参照)
以下のニュースは、その続報になります。
FDAはまだ原因を特定できていません。その中で、トリーツの過剰摂取など、給与方法が問題なのでは?と言う説が出ています。
Pet food makers may post advisories on treats
ペットフード会社は、トリーツに関する注意書を掲示するかもしれない
(以下抜粋)
チキンジャーキーのトリーツを購入する消費者は、この手のスナックの安全な1日分の給与量について、パッケージラベルが正確ではない事に間もなく気づくだろう。
いくつかの製造会社と小売業者は、中国製トリーツによって犬が病気になったというクレームを受け、ペットの体重に合わせた給与量を検討している。
これらの動きは、ペットの飼い主がトリーツを過剰摂取させたり、ペットフードの代わりに与えてしまう事に基づいています。
ADI PET社は、給与量について改訂の計画をしているが、それは時期尚早であるという指摘もある。
FDAとコーネル大学は、2ヶ月前から中国製トリーツについて調査を行っているが、原因を特定できていないし、過剰摂取が元だという科学的な証拠もない。(トリーツによる犬の病状については、下記の9月28日 更新分に詳しくあります。)
PetSmart社は9月に中国製トリーツの2ブランドを自主回収し、2週間前に問題がないとして販売を再開した。給与方法は、新しいガイドラインを開発して採用しているという。
FDAの当初の発表では、犬用ジャーキーとのみ発表されていて、中国製とは特定されていません。FDAからの新しい発表はなく、メーカーが独自で調査や研究をして、推定で目星をつけているという感じです。
■9月28日 更新分
FDAから犬用チキンジャーキーへ警告
FDA Cautions Consumers about Chicken Jerky Products for Dogs
FDAは消費者からチキンジャーキーを食べた犬が病気になったという報告を受けたとして、警告を出しました。(ジャーキー以外でも、チキン系のおやつに問題があがっています)
70以上の苦情が寄せられ、病気になった犬は95匹以上含まれるとしています。
病気の原因はまだ不明です。
FDAは大規模なテストを行ったが、汚染物質の特定はできなかった。
病気の発端は、チキンジャーキーではないかと予測している段階です。
FDAはバンフィールド(アメリカ国内にある世界最大の動物病院)から、チキンジャーキーと、病気の兆候(嘔吐、下痢、出血性下痢)との関連性があるという報告を受けています。
ほとんどの犬は回復してはいますが、いくつかの死亡例も報告されています。
症状や兆候について
食欲減退、活性低下、けん怠感、嘔吐、下痢(時に出血を伴う)、水分摂取の増加、尿の増加
血液検査では、腎不全(尿素窒素とクレアチニンの増加)の可能性
尿のテストは、ファンコーニ症候群(グルコースの増加)の可能性
症状は食後数時間から数日以内に現れる可能性が高い。
症状が激しい場合や、24時間経っても納まらない場合は獣医に相談するべきである。
FDAは現在この問題について積極的に調査中です。
調査中のせいか、FDAはジャーキーのメーカーも原産国もまだ発表していません。
消費者からの報告数はかなり多いので心配です。
チキン系のおやつで体調不調が起こった場合は、念のため注意した方が良いかも・・・。
発表された雑誌:Journal of Veterinary Diagnostic Investigation (11月号)
http://jvdi.org/
UC Davisのサイトでの公表
Study Identifies Deadly Chemical Duo in Contaminated Pet Food
研究では、メラミン、シアヌル酸の両方に汚染されたフードを食べた猫は深刻な腎不全になるが、片方だけに汚染されたフードでは病気にはならなかった。
この研究結果では、メラミンとシアヌル酸の両方に汚染されたフードを一口食べただけで、猫に深刻な腎臓障害をもたらす事を示しています。
フードの中にメラミンとシアヌル酸があると、猫の尿で扇形の結晶ができる。通常、健康な猫では観測されないものである。
汚染されたフードを食べた猫は、12時間以内に深刻な腎臓障害に陥った。
検査チームは、汚染されたフードのリスクの詳細なデータを提供するため、腎臓障害を起こすメラミンとシアヌル酸とさらなる調査が必要だと示唆しています。
※UC Davis (カリフォルニア大学デービス校)
獣医学部があり、ペットフードの検査も行うため、ペットフードのニュースでは良く名前が出てきます。
>5月当時のブログの記事はこちら
ペットフードの安全性確保で法規制…農水、環境省が方針
「農林水産省と環境省は6日、犬用と猫用のペットフードについて安全性を確保するため法律を整備する方針を固めた。
業者名の届け出や原材料名の表示などが義務付けられる見通しだ。」
関連法案は来年の通常国会で提出すされる方針とのこと。
法律だけではなく、FDA(アメリカ食品医薬品局)のように、製品を政府機関が検査してくれるようになると良いのですが。FDAも抜け落ちが多かったり、アメリカ国内でも批判の多い機関ではありますが、無いよりはましですし・・・。
消費者とペットのための法案になるように期待したいです。
■9月24日 更新分
ペットフードの規制の改正案について農林水産省から
9/19に第2回の配付資料が公開されていました。
ペットフードの安全確保に関する研究会
第2回(平成19年9月19日)配布資料
規制の必要性 (資料7)より
・業界の自主規制だけでは対応に限界のあること
・並行輸入品を規制する必要があること
・刑法や動物愛護法は、ペットフードの安全性を直接的に確保する法律ではないこと
ハーツ(Hartz) オフィシャルサイトの告知
The Hartz Mountain Corporation Recalls Vitamin Care for Cats Because of Possible Health Risk
製品:Hartz Vitamin Care
対象:3600瓶
ロット:SZ-16371
UPCNo:32700-97701
FDAのサンプル品の調査でサルモネラ菌が発見されたためのリコールになります。
メーカーによると、病気などの報告は受けていないとのこと。
このメーカーについて詳しくはないのですが、日本で製品を扱っているショップの情報によると、犬用デンタル用品では全米でトップと紹介されていました。ビタミン剤も日本に入ってきているようなので、心当たりのある人は、製品名、ロッドなどの確認をされた方がいいかも。ニュースを見る限りでは被害は出ていないので、深刻なものでは無さそうですが・・・。
サンライズの製品で不当表示があるというニュースがありました。
ペットフードも偽装…使ってないのに「ササミ」「ビーフ」
対象商品は「ふっくらソフト」 「ほねっこ」の2商品。
牛肉を使っていないのに、「ビーフ」と表示したり、ササミの代わりに魚肉を入れたにも関わらず「ササミ」と表示したまま・・・というものです。
サンライズHPの告知で一覧があります。
http://www.gonta.co.jp/oshirase/owabi.html
日本には表示義務がないので、氷山の一角という気がしてしまいます・・・。
農林水産省で検討されているペットフードの規制の改正案で、表示について厳しくなる事を期待したいです。

