- アメリカ:ペディグリーがサルモネラ菌汚染でリコールを発表 (08/17)
- 日本:ネイチャーズ・バラエティがリコールを発表 (08/07)
- アメリカ:ニュートロに対しての消費者からの疑問 (07/13)
- ハーツ社のペット用ノミ・ダニの駆除薬に対する懸念 (07/09)
- アメリカ:PETCOがペット製品の管理が不衛生として摘発される (06/24)
事の起こりは、下記の「発端について」でご確認ください。
■8/31 アップデート分
ニュートロのプレスリリース
FDAに差し止められた理由について、3月に発生したメニュー・フーズ社による大規模リコールのため海外に輸出していた自社の該当製品を販売前にアメリカ国内に回収し、それが検疫にが引っかかったため・・・と発表しています。
輸出したものを差し戻したので再輸入になり、輸入品の検疫に引っかかったという流れのようです。製品はメニュー・フーズ社のリコール製品なので、新しい疑惑ではないという事のようですが、それを発表するのにずいぶんと時間がかかっています。
ブログなどで多くの人がニュートロ社に質問のメールをしてみたと発言していますが、その中で返信をもらった人はいません。
以下のサイトでも話題になっていますが、ニュートロ社にコンタクトを取って返答をえるまでに1週間を要しています。
FDA Blocks Nutro Pet Food Shipment from Entering U.S.
アメリカの検疫システムは詳しくは分かりませんが、リストを見る限りではFDAの差し止めリストにある製品は、全て検査で何かしらの毒や添加物が検出された事になります。ニュートロ社はこれらをメニュー・フーズ社のリコール該当製品と言っています。
FDAの差し止めリストでは、缶かドライかが分かりにくいですが、ドライフードも含まれているはずです。
ニュートロは自社のサイトの告知にて
自社の全てのドライフードをテストして、メラミンは発見されなかったので安全だという発表をしています。
しかし検疫で引っかかった製品がメラミンによる大規模リコールの該当製品とするなら、ドライフードにもメラミンが含まれていると言っている事になるのでは?
FDAが回収の理由とした危険な添加物と毒物の詳細を発表しない限り、真相は分かりませんが、ニュートロ社の発表内容では検疫に引っかかった疑問は解けないです。
■発端について
FDA(米国食品医薬品局)は、条例を違反している輸入品を毎月リスト化し、1年分をサイトで公表しています。
View OASIS Refusals by Industry (OASIS ※Import Support)
この中に「72-Pet/Laboratory Animal Food」(ペットフード関連)の項目があります。
何らかの違反で、輸入禁止になったリストです。ペットフード関連の製品が含まれるのは、以下の5ヶ月分になります。
2006年8月
2006年9月
2006年11月
2007年6月
9割は中国製で、理由の大半はサルモネラ菌汚染です。
1年以上前から中国製ペットフードは問題が多かった事が分かります。
その中で今年の7月のリストに、ニュートロが大量に入っていました。
種類は100を超えています。
2007年7月
ニュートロ社 Nutro Products Inc.
輸入禁止の理由は2つ
・UNSAFE ADD:添加物。危険な食品添加物を含む恐れ
・POISONOUS:毒。毒を含む可能性、又は健康を害する可能性のある劇物。
■リストの見方
1行目:国名
2行目:製造メーカー名
3行目:市とISO国名略号
4行目:製品コードと製品(ブランド)名
5行目:日付と理由 (リンク先に理由の説明有り)
製品名を見ると、チョイス・コンプリートケアなど主力製品がほぼそろっています。
輸入に関する情報公開なので、製品に含まれる添加物、毒物の詳細までは公表されていません。詳細が気になる情報です。
7/14現在、ニュートロ社からの公表はありません。
アイムスもFDA未認可の添加物を使っていましたが、アメリカはわずかでも規制があるためチェックが入りますが、日本では野放しです。
アセトアミノフェンとシアヌル酸が発見された問題についてです。
検査を行ったドナの内容については、下記の「2007/7/1 検査を行ったドナのオリジナルの投稿」を参照ください。
ドナは、ナチュラ社とのやりとりを以下のサイトとフォーラムに内容を投稿しています。
petfoodrecallfacts.com
Itchmo(海外のブロガーさん)のフォーラム ユーザーネーム:PFR07PS
■8/28 アップデート分
フォーラムにて、ナチュラ社の製品に異物が入っていた話がかなり出ています。
イノーバ アダルト ドライ ドッグフード (Innova Adult Dry Dog)
イノーバ エボ レッドミート (EVO Red Meat)
カルマ〜オーガニック(Karma Organic)
カリフォルニアナチュラル (california Naturals Lamb and Rice)
白、黒色の謎の固まり、その他原材料不明の異物の写真の数々
Recap: Gathered Information on Innova Pictures, Posts & Tests
写真はItchmoのフォーラムに登録しないと非表示になっています。
興味のある人は、こちらから登録ができます。
Itchmo Forums Register
登録しなくても、他のサイトで写真の一部を見る事ができます。
イノーバ シニア プラス、エボ レッドミートに異物
Brindle Hill's Elite Bostons.
このサイトの以下のページに大きな写真が載っています。
2007 Dog Food Recall
ボストンテリアのブリーダーさんのサイトです。
イノーバ シニア プラスに不信なものが混入していたため、知人がその写真を送ってきたそうですが、それは縫合糸か、釣り糸に使われる結び目だったとのことです。
なぜ縫合糸が混ざったかは、レンダリングの結果だと推測していますが、真相までは分かりません。
サイトを運営している本人も、1年以上前にイノーバ エボ レッドミートに異物が混ざっているのを発見しています。
(上のページ内にある大きな写真 Innova EVO Red Meat Small Bites Dry Food 5/14/07)
かなり鋭い断片が突き出ています。これが腸を傷つけ出血し、自分の犬が黒い下痢をしたのではないかと判断しています。
この問題に何か特別なアクションを起こした分けではありませんが、1年以上も前からこの手の問題があったことが良く分かります。
アセトアミノフェンなどの毒物疑惑は賛否両論のまま決着はついていません。上のフォーラムでも謎の異物のあるフードをラボで検査をしても、毒物は出なかったという報告があります。毒物は発見されませんでしたが、異物の正体については不明のままです。
異物混入についてのナチュラ社の製品の報告数は、ここ最近群を抜いて多いように感じます。
■8/9 アップデート分
ドナは自分と同じ状態のフードだった人を探していますが、これまでに何人か見つかってします。その人達は検査を行ってはいませんが、不安になりナチュラ社にその問題についてクレームを入れた人もいます。
その人たちがフォーラムにて、ナチュラ社の発表への疑問について語っています。
フードの内容は、メーカー側とドナとで意見が別れているため真相は不明ですが、ナチュラ社の発表には一貫性が無く、つじつまの合わない部分も多くあるようです。
ドナ本人もフード検査をする前に一消費者として何度もナチュラ社に質問をしていますが、特に問題視されなかったそうです。
ドナが検査を行い、その結果を突きつけた後、「クレームはこの1件だけで、他からは問題はない」という公表をナチュラ社は行いました。
しかし同じ疑問を持ち、ナチュラ社に質問をした人がいます。そして、ナチュラ社の公表前に質問しているのにもかかわらず、自分のクレームがカウントされていないという投稿もありました。
ナチュラ社の発表が7/24、クレームを入れたのが7/11とのことです。会社の上層部が窓口に寄せられたクレームを知らないという話は良くありますが、ナチュラ社の対応は疑問が多いです・・・。
■7/30 アップデート分
ナチュラ社は、ドナのクレームに対し自社で検査を行い発表しました。
Our Commitment to Healthy and Safe Pet Food
検査に3つの研究所を使い、シアヌル酸、アセトアミノフェンがネガティブだと公表。
・Expertox
全て陰性 毒性は検出されず
・UC Davis
アセトアミノフェン:陰性
シアヌル酸は未検査
・MidWest Labs
メラミン、シアヌル酸:陰性
アセトアミノフェンは未検査 (ナチュラによると検査予定中)
全て陰性ではありますが、アセトアミノフェンとシアヌル酸をセットで検査を行っていないなど、微妙な内容でもあります。
これに対するドナのフォーラムへの投稿では
ナチュラは検査結果を一般消費者に公表したが、ドナ本人には連絡をしてこなかった。しかも研究所は3社使用していますが、検査レベルにも問題が残っています。Midwest Labsは10ppmでテストをしています。
他の研究所で未検出の毒物がExpertoxで発見される事が多くありますが、検出レベルの違いが大きく関わっています。
10ppmでの検査が多い中、Expertoxはさらに詳細なレベルで検査しています。発見された報告値も10ppm未満のものが多くあります。
この点は、"Pet Food Rrecall Facts "のアールさんも指摘しています。
少し前の内容ですが、ExperToxとUC Davisの検査方法の違いについての記事があります。
LAB REPORT ON ACETAMIONPHEN AND CYANURIC ACID
ExperToxでの検査結果
Pet Prideの154グラムの缶から、1グラムあたり2ug(マイクログラム)のアセトアミノフェンを検出している。
Pet Pride「ミックスグリル」では、1グラムあたり90.72ugのシアヌル酸を検出している。これは1缶あたり、14ミリグラムのシアヌル酸が入っている事になる。
一方UC Davisはシアヌル酸は検出されなかったと電話で伝えてきた。
6/30にUC Davisから検査結果の用紙が届いた。
電話では1ppmの検出感度という話だったのに、用紙では不思議な事に、0.1ppmに変更されていた。
論点は、UC DavisはExperToxの検査でアセトアミノフェンを発見しなかったロットを使い検査が行われている事である。シアヌル酸は、10ppmでテストされていた。この単位では、ほとんど見逃されてしまう。
検出レベルについて変えて伝えてきたりと、内容が一貫していません。
ドナの内容にも
UC Davisの場合
アセトアミノフェンを1ppmで検査を行った。
しかしサンプルはドナのものを使用しなかった。
6/13にアトキンス氏(ナチュラ社)とテストの検出レベルについて話し合った。
UC Davisはアトキンス氏に0.1 ppmでテストする事は不可能であり、10ppmでのテストが好ましく、10ppm未満のテストは不正確になる恐れがあるとした。
では、どうしてUC Davisは1ppmのレベルでテストを行ったと伝えたのでしょうか?(報告書でもUC Davisは1ppmでテストを行っている)
UC Davisを信じるべきなのか、それとも10ppm未満のテストは不可能なのでしょうか?
UC Davisはシアヌル酸をなぜ検査しなかったのでしょうか?
もしUC Davisが1ppmでシアヌル酸を検査したら、検出できた可能性があります。
検査については、検出レベルをさげる正確さが薄れるという事もあり、限りなく詳細な検査ができるというわけではないそうです。
シアヌル酸とアセトアミノフェンは10ppm未満であれば、急激な毒性はないので、FDAなども10ppmという検査数値で発表したりしています。
ただ、ペットフードは毎日食べ続けるため、蓄積の問題があります。
どちらにしても本来は含まれていてはおかしい物質なので、たとえ10ppm未満であってもはっきりさせたい問題です。
■7/1 検査を行ったドナのオリジナルの投稿
7/1 ドナからのレポート
リコールされていないイノーバのドッグフードを与えていたが、犬が病気になってしまった。
5月にイノーバの2つの犬用のドライフードに見慣れない黒い固まりがあったため、ExperToxでテストを行ったところ、以下が検出された。
シアヌル酸:陽性 3.71ug/g
アセトアミノフェン:陽性
6/8に、ナチュラ社は検査に3週間の時間がかかると伝えてきた。6/13に連絡をしたがまだ検査前と言われた。その2時間後に、FDAの「アセトアミノフェンは除外する」という参照記事のメッセージを受けた。
ナチュラ社は6/15に、フードに入っていた黒い固まりは、完全に砕かれないまま入ったビタミンとミネラルの固まりだと説明した。
ナチュラ社が自分の電話の後、直ぐにその説明をしてきたのか分からない。なぜ最初にサンプルを送った3週間のうちに、その説明ができなかったのか?
その後(6/29現在)、会社からの連絡は受けていない。
私(ドナ)の犬たちは1月からずっと病気だった。リコールになっていないフードを与え、症状は腎不全とは異なっていた。(胃の問題と失禁など)
ナチュラ社は自社のフードは安全だと言い、新しいテストを始めたと主張した。しかし、自分には研究室の毒素を示すレポートがあります。
会社はフードの固まりをビタミンとミネラルの固まりだと言ったが、検査結果を公表していません。
※検査結果用紙の補足
composite of 10 black/beige specks yielded detection of cyanuric acid and acetaminophen (client's product description not verified by laboratory as it was received in a ziplock bag:innova adult food - kibble)
10個の黒/ベージュ色の細粒の合成物から、シアヌル酸とアセトアミノフェンが検出されました。クライアントの製品に関する文書からは、ラボはそれがイノーバのバッグとは確認できなかった。
※ドナは開封済みの袋の中身を検査依頼しています。
そのため、ラボは検査結果の製品名に責任を持てないとう注釈です。
依頼したフードがどんな粒だったかは、このページの中程で写真を見る事ができます。
■Red Flannel Large Breed Adult Formula dry dog food
Size: 50 pound bag
UPC Code: 4286900062
Best By Date: July 12, 2008
Best By Date Location: Back of bag
Affected Stores: The stores are located in Reedsville, PA and Richlandtown, PA
FDAの告知
■Krasdale Gravy dry dog food
Size: 5 pound bag
UPC Code: 7513062596
Best Buy Date: July 16 & 17, 2008
Best Buy Date Location: Back of bag
FDAの告知
マース ペットケア社 告知
ここのところサルモネラ菌汚染で相次いでリコールがありますが、サルモネラ菌汚染自体は珍しくない出来事のようです。
アメリカでは条例を違反して輸入禁止になった製品リストに、大量の中国製のペットフードがあります。理由はほぼ全てサルモネラ菌汚染です。 ※参照
販売前に差し止められているからリコールされていないだけで、水面下では思った以上に多そうです。
特に日本では水際でのチェックをしているとは思えないので、アメリカでの状況を見ると不安になります。
中国製品のペットフードは、犬用おやつ(ジャーキーなど)が特に多いです。以前試しに100円均一のペットフードコーナーをチェックしてみましたが、ほぼ中国製でした。不自然に赤い色をしたジャーキーが不気味でした。サルモネラ菌以外にも色々と恐ろしいものを感じますが・・・。
サルモネラ菌は、ペットフードから人間にも感染する恐れがあるという報告が出てします。十分に注意したいです。
Enforcement Report July 25, 2007 (一番下の2つ)
レンダリング会社であるDarling International社 (カナダ)
メラミンによるリコール有り
※レンダリングとは、動物(死体を含む)から獣脂や肉骨粉を生成する過程に使われる作業の1つです。ペットフードの原材料によく出てくる、非常に問題のある部分です。
FDAの告知は分かりにくいですが、petfoodrecallfactsのコメントによると
生産した総量は140万ポンド。FDAがリコールをサイトに公表するまで3ヶ月を要しているという指摘があります。(FDAの告知によれば、発見されたのは4月になっています)
企業情報検索によると
この企業が登録しているカテゴリ:動物の脂肪と動物オイル 、骨粉 、肉粉 、獣脂
レンダリングで生成された肉骨粉にメラミンが認められたという事ですが、北米でのペットフードのメラミン汚染のリコールは、全て小麦グルテン、ライスグルテンです。なぜ今、肉骨粉でメラミン汚染が公表されたのでしょうか?
肉骨粉の製造会社でのリコールなので、それを使ったペットフードのリールの発表ではありません。この原材料がペットフードに使われたという公表はありませんが、とても不透明きわまりないです。

