北米でペットフード大規模リコール

2007年3月に北米でペットフードの大規模リコールがありました。 詳しくは以下をご参考下さい。

大規模リコール事件まとめ
  (6/8更新)

 
 
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ペットフードに含まれる570の成分のレビュー
2007/06/30(土)
ペットフードに良く使用される成分について、Consumer Wellness Centerという団体がランクをつけてレビューを出しました。

Consumer Wellness Center Posts Nutritional Review of 570 Pet Food Ingredients
ペットフードに好ましいランクを1〜5の星で表し、ペットフードにどの程度の頻度で使用されているか等が表されています。

好ましい成分順: ページ1    ページ2 
よく使われる順 : ページ1    ページ2 

リスト作りに協力したリサ・ニューマン博士は、20年の経験を持つペットフードの臨床栄養学者で、アズミラを考案した人物とのこと。

で、このリストの評判はというと、
役に立たない・・・ というのが多くの意見でした。

ブロガーさんのItchmoに寄せられた投稿では、
「小麦が5つ星なんて、冗談じゃない」
「このリストの認識からすると、アズミラに疑問を感じる」
など、批判的なものが多いです。

ニンニクや、小麦、コーンなど穀物系のレーティングが高い事に疑問が多いようです。

ガーリックオイル、グレインソルガム(穀実用モロコシ)、乾燥ニンニク、オートブラン(オーツ麦)、玄米、小麦、大麦 など・・・
これらが5つ星ですから、そう言われても仕方がないかも。(もちろん他にも5つ星はありますが)


 
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ペットフードにまつわる今までの疑問点
2007/06/22(金)
ペットフードにまつわる疑惑は過去にも色々ありましたが、ペントバルビタール(※動物の安楽死に用いられる薬)が混ざっている可能性について語ったものがあります。

AlterNet (2007/6/15)
Why Is the Pet Food Industry Killing Our Pets?
なぜペットフード産業はペットを殺すのか? (以下要約)

ペットフードに含まれるタンパク質は、屠殺場や路上で事故死した動物、動物園や安楽死されたペットが含まれます。(※いわゆる4Dミートと呼ばれているものです)

動物病院で安楽死されたペットは、ペットフード会社に最終的に引き渡されます。
1990年代にFDAは、ドッグフードにペントバルビタールを検出しました。

1998〜2000年の最初のテストでは検出されませんでしたが、2度目のテストで25のサンプルから15個にペントバルビタールを検出しました。
これらのブランドには、オルロイ、ハインツ、ピュリナ、Kibbles 'n Bits、Trailblazer、Dad's、Pro Plan、Reward、その他に無名のメーカーを含みます。

しかしその後の調査では31のドッグフードのサンプルをテストしても、陽性反応は出なかった。安楽死された牛が時折使用されるため、その結果ペントバルビタールが混ざる可能性が考えられる。しかし、完全に原因を特定することは出来ない。

FDAは、薬物を見つけたが問題を起こすほどではないとした。しかし、専門家の意見では、少量でも毒物を摂取する事で慢性の変性疾患を確実にもたらす可能性があるとしている。

最後の一文でFDAと専門家の意見が分かれているのが分かります。アセトアミノフェン問題ではFDAと民間の研究所で検査結果に違いがあり、FDAの方が消極的です。FDAが当てに出来ないのがわかるような気がします。
 

ペットフードについての危険性は昔から言われてきました。
上の記事では、ペットフードに使われるレンダリング処理された動物の話も少しだけ出てきます。興味がある方は、以下の書籍が参考になると思います。ペットフードにまつわる恐ろしい話をまとめた本です。他にも良いペットフードの選び方や手作りフードのアドバイスもあります(どちらかというと犬よりの視点が多いです)

ペットフードで健康になる!

 
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北米でリコール中のペットフードが日本で流通
2007/06/21(木)
販売した小売店から発表がありました。
販売数は100個との発表でしたが、実際は1028個というニュースも出ています。

・アークランドサカモト株式会社
お知らせ (PDF)


※並行輸入品が発見までのいきさつはこちらで紹介しています。
 

2007/6/13の記事

北米でのリコール製品が平行輸入で日本に流通していた事が、農林水産省により分かりました。

発見されたブランド:ウォルマート社 オルロイ・ドッグ・フード・グルメ
Ol'Roy Dog Food Gourmet
賞味期限:2008/11/8〜2009/3/7の間のもの

NHKニュース 2007/6/12


販売していた小売店では4月から100個売ったとの事ですが、どの販売店かは不明です。公表する義務はないのでしょうか・・・。

並行輸入はこれだけではないはずです。オンラインショップで「並行輸入 ペットフード」で検索すると、多くヒットします。リコール開始当初は、リコール該当商品と同じブランドも結構ありました。(※同じブランドでも、ロッドナンバーが違えばリコール対象外となります。Web上ではロッドナンバーまでは確認出来ないため、該当しているかどうかは分かりませんでした)

並行輸入品の量を考えると、日本に流通したものはNHKで放送されたものだけではない事は確かだと思います。
北米流通商品のリコール一覧

日本の代理店を通して販売されたものは、該当しない事になっています。唯一日本の代理店でリコールしているのは、ニュートロ(レッドハット)のみです。
正規の代理店を通じて日本に輸入されたものは、問題ないとして各メーカーは発表しています。
代理店の言葉どおりなら問題ないということです。

ただ、北米ではリコールリストにない製品から新たに毒物が発見されるなど、ペットフードへの不信が高まっています。
ヒルズ サイエンスダイエット リコール外の製品からシアヌル酸
メラミンだけではなく、シアヌル酸、アセトアミノフェンの検査を!
アセトアミノフェンとシアヌル酸の問題

日本では北米リコール当初から報道が少なく、北米でリコールが開始されてそろそろ3ヶ月になろうとしていますが、知らないという人が多くいるようです。たまに放送されてもアメリカで起こった事件で日本には全く関係ないような報道のされ方ばかりでした。


並行輸入品でリコール該当商品はとても危険です。
米:リコール対象商品が店頭に
カリフォルニアのセーブマートで、リコール対象の製品が販売され、知らずに購入した人の猫が病気になってしまいました。
リコールのアナウンスが毎日のようにあったアメリカでさえ、全てが回収された訳ではないのです。
平行輸入品に身に覚えのある人は気をつけましょう。


リコール開始当初、CNNで放送していたものをキャプチャしたもの
CNN (2007.04.05)

初めてリコールを知った方へ
リコールの経緯につてのまとめ

 
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ペットフードリコール事件の被害総数とその後
2007/06/17(日)
汚染されたペットフードの影響についてバンフィールドから発表がありました。
以前にも汚染されたペットフードを販売した3カ月の間に、病院を訪れた猫の腎不全の割合が30パーセント増加したという発表がありましたが、その続報になります。

バンフィールドとは (Banfield, The Pet Hospital)
アメリカ国内にクリニックを615カ所持ち、獣医の数は1000人以上にのぼる世界最大の動物病院。毎年350万匹のペットの診療をしている。

Fallout from pet food continues
バンフィールドによると、最大で39.000匹の犬と猫が汚染されたペットフードで病気になるか死亡したとされています。
2006年12月〜2007年3月の間に100万以上の動物を診療した結果、猫の腎不全の数は30%増加している。
データによると、1万匹の犬と猫がフードを食べるごとに、そのうち3割が腎不全になる事を示しています。

大変な数です。
当初からリコールされたフードの量を考えると、数万に上るだろうとは言われていました。アメリカ国内の犬の数は約6千万、猫は約6千8百万匹と言われています。
 

もう一つ、上の記事によるとブルーバッファローは製造委託していたアメリカン・ニュートリション社を起訴しました。

アメリカン・ニュートリション社は委託された製造レシピにはないはずのライスプロテイン濃縮物を勝手に追加していました。そのライスプロテイン濃縮物がメラミンに汚染されいたために、ブルーバッファローはリコールする事になったのです。
入っていないはずの成分が入っている訳ですから、ブランドの信用ガタ落ちです。
アメリカン ニュートリション社との契約を辞め、今後発注しないと発表もしています。[参照]

アメリカン・ニュートリション社へ製造委託して同じ被害にあったブランドはブルーバッファローだけではありません。

アメリカン・ニュートリション社へ製造委託してリコールになったブランド
http://www.americannutritioninc.com/

・ ナチュラルバランス (Natural Balance)
・ ブルーバッファロー (The Blue Buffalo Co.)
・ ケーナイン キャビア (Canine Caviar)
・ ハーモニーファームズ (Harmony Farms)
・ カークランド シグネチャー (Kirkland Signature)
・ マリガン シチュー (Mulligan Stew)
・ ダイヤモンドペットフーズ (Diamond Pet Foods, Inc)
・ こころのチキンスープ (Chicken Soup for the Pet Lover's Soul )

この中でアメリカン・ニュートリション社から手を切り、起訴したとされるのはブルーバッファローだけです。他のブランドは勝手に製造レシピを変えていた製造会社を起訴もせず、監視を強めるという公表をしただけでそのままです。

アメリカン・ニュートリション社は、自社のサイトでこんな記事を発表。
FOR IMMEDIATE RELEASE – April 27, 2007
ライスプロテイン濃縮物は栄養価を高めるもので悪いものではないと弁明。
ライスプロテインを使うのは、大豆、トウモロコシ、小麦を使わない方がいいという消費者のニーズに基づいたものだと言い、消費者の方が悪いようなコメントまでしています。

反省の色無しです。

 
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アセトアミノフェン問題:FDAと研究所の見解について
2007/06/14(木)
ExperTox(テキサスの研究所)でペットフードにアセトアミノフェンが発見された件を受けて、FDA(アメリカ食品医薬品局)が調査した結果、アセトアミノフェンは検知されなかったと発表しました。
しかし検査をしたExperToxの話は、FDAとは反対です。

FDA rules out painkiller as pet food contaminant
FDAは5つのキャットフードと2つのドッグフードを調査したが、アセトアミノフェンは検知されなかったとした。しかし、FDAの調査はExperToxが高水準で発見したサンプルと同じものをテストしたかどうかは分かっていない。

FDAと研究所の職員は科学的データの再検討をしている。
ペットフード会社に雇われた研究所と大学の研究所ではExperToxの調査結果を確かめる事はできなかった。


しかしExperToxの運用管理者の話では

ExperToxは、2つのペットフード製造会社と複数のペットの飼い主から提出されたサンプルからアセトアミノフェンを検出している。

工業用化学薬品は、過去3ヶ月間に150以上のブランドで見つけられている。
ExperToxはどのフードからアセトアミノフェンが検出されたかはクライアント(ペットフード会社)との守秘義務のため、FDAに連絡したり公にする事ができなかった。


ExperToxはもしFDAがコンタクトしてきたら、情報を共有できた。
ExperToxは情報をオープンに出来る。なぜなら、自分たちが発見した事に確信があるから。



言い換えれば、ペットフード会社はアセトアミノフェンの発見を知っても公表してこなかった・・・と言う事です。

アセトアミノフェンの調査をしたFDAは、どのフードを対象にしたかははっきりさせていません。問題になっているものと同じブランドで同じロッドでないと、効力は薄いと思います。現在リコールされているブランドでさえ、ロッドが違えばリコール外です。それくらいロッドが同じかどうかは重要です。

ExperToxには消費者の味方になってがんばってほしいです。FDAでさえあてにできないのですから・・・。

 
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リコール外にも関わらず、疑惑のあるペットフードについて
2007/06/14(木)
海外では個人で検査依頼をする人が増え、研究所に持ち込まれたペットフードから、リコール外の製品にもかかわらず毒物の陽性反応が多く見つかっています。

数が増えたので、一覧にまとめてみました。
リコール外からの疑惑一覧

発見された毒物はメラミン、シアヌル酸、アセトアミノフェンです。
アメリカ中心で起こっている疑惑なので、日本の代理店からの発表は何もありません。名前が挙がっているものと同じブランドが全て問題という証拠はありませんが、安全という保証もありません。

アメリカでもヒルズはこの件にノーコメントで、ラボの毒物陽性の発表に対応できていません。
しばらくは調査に乗り出したFDA(アメリカ食品医薬品局)の結果待ちとなっています。

 
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ナチュラルバランスのリコールについて
2007/06/12(火)
日本の代理店から新しいアナウンスがありました。

■6/12の告知
http://www.profit-inc.co.jp/recall1.htm
日本国内のリコール製品受付終了のお知らせ
今回、アメリカの現状視察としてペットショップを約30軒ほど視察しましたが、ナチュラルバランスコーナーでは通常通り販売が行なわれていました。
以上のことからリコールに伴います返品(返金)につきましては6月20日をもちまして受付を終了させて頂きたいと思います。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。


リコールを続けていたとは知りませんでした。
5/2の告知で「日本国内でのボランティアリコール(自主回収)は行なわないことに決定しました。」とサイトに載せていたのですけど・・・。(下記参照)

ナチュラルバランスでは全ての製品を自社工場にて製造する事は無理なため(他社のフードメーカーでも100%自社で行なっているところはありません)、自社工場で製造できない製品は外注に委託を行なっています。

そんな事は無いと思いますが・・・ 言い切っていいんでしょうか。

少なくても委託ばかりの生産を止めて、今後自社生産に移す努力をしているブランドはあります。
ナチュラ ペットプロダクツは缶詰用の工場を建てるか購入すると公表しています。ナチュラはリコール品を出してはいませんが、委託への危機感を持ったようです。
Pet food probe: Who was watching suppliers?
Natura Pet Products, owner of the Innova and Evo brands, has vowed to buy or build a canning facility to make its own wet foods, even though none of its products have been recalled.

ナチュラルバランスは製品の内容云々とは別に、販売方法などでかなり悪い評判が多いのですが・・・こういうところもその理由かもしれません・・・。


※6/21補足
ナチュラ社は、ドライフードは自社工場です。ウェットフードが自社工場になれば、完全に自社生産のみとなります。ブランド名はイノーバ、エボなど。

カナダのChampion Pet Foods社は完全自社工場です。ブランドはアカナ(ACANA)、オリジン(Orijen)です。
ナチュラルバランスのコメントは、大嘘って事ですね・・・。
 

■5/2の告知
米国でのリコール対象商品は、日本で自主回収しない事を公表しました。

米国で商品の安全性も認められているので日本へ輸出された商品に対してボランティアリコールは対象外であるということ、更に日本国内でも検査結果で商品の安全性が確認されましたので、日本国内でのボランティアリコール(自主回収)は行なわないことに決定しました。

告知ページの内容がまとまっていないため分かりにくいですが、
日本では回収をしないという結果のようです。

北米のリコール対象について
 

※以下は5/2以前の告知内容です。

ナチュラルバランス 日本正規総輸入元の告知

下記対象商品を全てリコールすることに結論が出ましたことをご報告します。
※下記賞味期限は最新のもとなります。
下記以前の賞味期限につきましてもリコール対象となります。


■日本国内リコール対象商品
  • ウルトラプレミアム ベニソン&ブラウンライス
    フォーミュラ ドライドッグフード(賞味期限2008.4.1)

  • ウルトラプレミアム ベニソン&グリーンピース
    フォーミュラ ドライキャットフード(賞味期限2008.2.24)

  • ベニソン&ブラウンライス トリーツ(賞味期限2007.11)

    ウルトラプレミアム ベニソン&ブラウンライス
  • フォーミュラ ドライドッグフードハンディバック(賞味期限2008.1.20)

  • ウルトラプレミアム ベニソン&グリーンピース
    フォーミュラ ドライキャットフードハンディバック(賞味期限2008.1.20)



サイトには 「商品の交換・返品(返金)について」 の項目がありますが、詳しい事は 「お問合せ先に電話もしくはE-mailにてご連絡ください。」 となってします。


告知は 「日本正規総輸入元」 のサイトには載っていますが、
日本正規総発売元」の方には全く載っていません。
対象商品には 「発売を一時休止いたします」 と書かれ販売はしていませんが、理由は説明されていません。 販売の方のサイトにも載せるのが筋だと思うのですが・・・。

5/1現在、4/27の北米での追加リコール分については説明が載っていません。

 
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ヒルズ サイエンスダイエット リコール外の製品からシアヌル酸
2007/06/12(火)
Itchmoからまたレポートがありました。
今までは個人で検査をした人からの報告でしたが、これは研究所が正式にメーカー名を証して発表したものになります。

Exclusive: Lab Finds Toxin In Unopened, Unrecalled Pet Food
アセトアミノフェンの発見の報告をしたテキサスの研究所が、今度はサイエンスダイエットからシアヌル酸が発見されたと報告しました。
これは未開封の缶から発見された初めての報告になります。


ヒルズ サイエンスダイエット ライト アダルト
(Science Diet Light Adult dog formul)
ロッドナンバー:T0520917 7048
シアヌル酸の数値:400ug/g

ヒルズの代表は、電話でのインタビューを断り、メールでの質問は未返答になっているとのことです。

 
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メラミンだけではなく、シアヌル酸、アセトアミノフェンの検査を!
2007/06/12(火)
海外では個人でペットフードの検査をする人が増えています。

以下のサイトでは、個人で検査をしてシアヌル酸とアセトアミノフェンが検出された事を報告しています。
pet food recall factsによる LAB REPORT (検査結果)
"Test results" のリンク先で検査結果の用紙を見る事ができます。

ここサイトでは、メラミンがサンプルに検知されなかったことは重要で、ペットの被害はシアヌル酸とアセトアミノフェンがメニュー・フーズ社によって混入され引き起こされたと見解しています。

ExpertoxUC Davisの2つの研究所で同じロッドの製品をテストしています。

6/12の更新分で分かった事は、陽性反応のテストで10ppmを基準にするのは高すぎる・・・と言う事です。
 

■6/12 アップデート分
検査結果の詳細と問題点をあげています。

サンプル:Turkey and Giblets Dinner
アセトアミノフェン 0.20ug/g

5.5オンス(154グラム)の缶に30マイクログラム入っている事になる。

サンプル:Mixed Grill
シアヌル酸 90.72 ug/g

この数値は、1缶あたり14ミリグラムのシアヌル酸が入っている事になる。

メラミンは未検出であり、原材料にグルテン不使用と表示されている製品です。

Mixed Grillの個別サンプルでUC Davisに送ったものは、Expertoxで公認されたシアヌル酸を再現する事は出来なかった。
UC Davisのテストでは、シアヌル酸は10ppm、アセトアミノフェンは1ppmでテストされたためです。この数値のテストでは、UC Davisでアセトアミノフェンも検出することは出来なかったと思われる。


10ppmで未検出でも、さらに詳細な検査をすると発見される恐れがあるという事です。

ペットフードの毒物検査の記事でも書きましたが、日本の代理店はメラミン検査だけで、しかも検出基準は全て10ppm未満かどうかでした。

ナチュラルバランス:N.D(10ppm未満)
ナチュラルハーベスト:未検出(0.001wt%未満)
(10ppm = 0.001(wt)% でどちらも同じ結果)

ppm → 0.0001% (1万分の1%)
ug → 1/1.000.000g (100万分の1グラム)

10ppmが基準になるのは、FDAが定めた数値だから・・・ですが、個人での検査結果を見る限りでは安全性の保証にはならないようです。
ペットフードは毎日食べ続けるものなので、微量であっても入っていてはいけないものが含まれているのはおかしいです。

日本の代理店さんへ
検査結果の公表は、メラミンだけではなく、せめてシアヌル酸を含むugの単位でお願いします。
 

■過去の記事

検査結果1:Pet Pride  
Turkey and Giblets Dinner ロッド:APR 24 09,
Mixed Grill ロッド:SEP07 09.
シアヌル酸、アセトアミノフェン 陽性

検査結果2:ヒルズ サイエンス・ダイエット ドライフード
アセトアミノフェン 陽性

検査結果3:ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルト
シアヌル酸、アセトアミノフェン 陽性


アセトアミノフェンとは
解熱鎮痛薬の一種。人間でも多量に摂取すると肝臓毒性が現れる。犬や猫には少量でも中毒を起こす危険性がある。
 

「Itchmo」で公表したアイムスのドライフードの検査結果もシアヌル酸陽性でした。個人で検査を行った人は、メラミン以外の毒物の方が多く検出された事になります。

※これらは個人の検査結果の発表なので、まだ「疑惑」の段階です。同じブランドのフードが全て同じ検査結果になるという事を証明をするものではありません。

 
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米:リコール対象商品が店頭に
2007/06/11(月)
カリフォルニアのセーブマートで、リコール対象の製品が売られているのが見つかりました。
Cat survives eating recalled food, so far
この記事によると、知らずに購入した人の猫が病気になってしまったそうです。購入した理由は、値引きされていたからとのこと。
セーブマートはなぜリコール品が棚に残っていたのか説明できなかったそうです。製品はアイムスです・・・。

その猫は6袋食べただけで病院で治療が必要になり、命は助かりましたがこの先も療養食や定期検診が必要になってしまいました。
リコール対象商品は本当に危険だということが分かるニュースです。


※6/25追加
日本でも店頭で発見されています。
北米でリコール中のペットフードが日本で流通

フードの販売元がはっきりしない場合、念のため確認を!

 
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ペットフードの原産国表示の法案について
2007/06/10(日)
ペットフードのラベル表示についての続報です。

Chicago Tribune (2007/6/10)
Food-origin law is back from oblivion
『原産国表示( country-of-origin labeling)は、早ければ今年の9月に両院で可決できるように提案している。遅くても2008年までには義務化されるだろう。

実施されれば、牛肉、豚肉、ラム、果物、およびピーナッツに適応される。(魚貝類は2005年に表示義務が適応されている)』

ペットフードに限らず、人間用の全ての食品対象のようです。
2002年に法案化しようとしたのにも関わらず、反対などでここまで遅れたとのこと。
『これは加工食品やレストランで出される食事には適応されない』という一文が気になりますが・・・。

表示義務の改正案は、既に上院で可決されています。
暗いニュースばかりですが、数少ない朗報に期待!

 
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韓国:アメリカから輸入されたリコールしていないドライフードにメラミンを確認
2007/06/09(土)
Itchmoからまた新しい発表がありました。
Exclusive: Lab Reports Melamine In Unrecalled Dry Pet Food Exported From US
アメリカから輸入されたリコールしていないドライフードからメラミンを発見

アメリカから輸入されたダイアモンド ペットフード社のブランドCountry Value Puppy formulaのサンプルからメラミンが発見されたと伝えた。
テストは韓国大学の獣医リサーチセンター(South Korean university’s veterinary research center)で行われたとされている。

アメリカでは、テストは行われていない。この製品はアメリカで販売され、リコールされていないものである。
アメリカのテキサスにある研究所(※)以外で、リコールされていない製品の中から汚染の可能性を公表した初めてのレポートになります。
[※アセトアミノフェン問題を参照]

研究室によると、メラミンの濃度は346.21ppmであった。ダイアモンド ペットフード社が公表した二次汚染で混入する通常の数値よりも高濃度のものである。

ダイアモンド ペットフード社のスポークスマンは、Country Valueの製品で被害報告は受けていないとしている。そして保有されたサンプルを引き取り、メラミンのテストを行い積極的かつ用心深く追求すると伝えた。


ダイアモンド ペットフード社はメラミン汚染で多くの製品をリコールしている。
しかし Itchmoの読者によると、輸入業者はフードの汚染を否定しているという。


問題になったCountry Value Puppy formulaの主な成分
・Meat meal
・Whole grain ground corn
・Rice bran
・Corn gluten meal
・Chicken fat (preserved with mixed toco-pherols)
・Wheat flour
・Beet pulp
・Natural chicken flavor
・Flaxseed
・Potassium chloride
 

ダイアモンド ペットフード社はアメリカン ニュートリション社に製造委託した製品を除く自社製品のリコールは、二次汚染だけのはずです。二次汚染では入るはずのない量のメラミンが発見された事は、とても重大です。

そもそも自社工場製品でメラミン汚染の原材料が原因のリコールをしていないのに、なぜ二次汚染だけの可能性があるのか不思議だったのですが・・・。汚染原材料を扱っていないかぎり、二次汚染はしないはずです。しかも二次汚染では入り込むはずがない高濃度のメラミンの発見。
工場がどんな作業をしているのかは分かりませんが、1年前のアフラトキシン(猛毒のカビ毒)混入事件といい、ダイアモンド ペットフード社は問題ありすぎです。
二次汚染のリコールも、リコール前にメラミンが発見されたニュースがあるなど怪しかったりします。[参照]


ダイアモンド 自社ブランド
Diamond (ダイアモンド)
Chicken Soup for the Pet Lover's Soul (こころのチキンスープ)
・Nutra Gold (ニュートラゴールド)
Nutra Nuggets (ニュートラナゲット)
・Premium Edge
・Professional Pet Food

ダイアモンド社へ製造委託しているブランド
ナチュラルバランス
・ソリッド・ゴールド (ドライフード)
・アルテミス (Fresh Mix Line、Osopure Line、AgaRx Line )
カークランド シグネチャー (ドライフード)

※赤色はリコール有りのブランド
 

これだけ外部の調査で問題が見つかっているわけですから、日本だけ安全という保証はますます無くなってしまいました。
日本もメーカーだけではなく、第三者である何らかの調査機関が検査してくれるようになるといいのですが。

 
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ドーンペットケア社(米)がサルモネラ菌汚染でドッグフードをリコール
2007/06/07(木)
FDA(米国食品医薬品局)の調査により、ドーンペットケア社の製品からサルモネラ菌が発見されたため、リコールとなりました。
リコール対象は以下のドッグフード(ドライ)の1ブランドのみです。

リコールメーカー:ドーンペットケア社 (Doane Pet Care)
ブランド名: Ol’ Roy Complete Nutrition dry dog food

詳細
Size: 55 pound bonus bag
UPC Code: 6 05388 72076 4
Lot Number: 04 0735 1
Best Buy Date: Apr 13 ‘08
Best Buy Date Location: Back of bag

ドーンペットケア社 の告知

対象商品を販売している店舗のリスト (ウォルマート69店舗)
・メリーランド州
・ノースカロライナ州
・オハイオ州
・ペンシルバニア州
・ウエストバージニア州
・バージニア州

被害報告はでていないとのこと。


(※この事件は、メラミン、シアヌル酸、アセトアミノフェンの問題とは別件のリコールです。)

 
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アセトアミノフェンとシアヌル酸の問題
2007/06/06(水)
海外のブロガーさんで話題になっていたアセトアミノフェンの問題ですが、ニュースでも正式に報道されました。
Local lab finds pet food contaminated with painkiller

Itchmoの記事のまとめによると
Texas Lab Finds Acetaminophen In Pet Food
ExperTox(テキサスにある研究室)は、ペットの飼い主とペットフードの製造会社から提出されたフードのうち、少なくとも5個のサンプルからアセトアミノフェンを発見した。
その多くはシアヌル酸と一緒に検出されている。

そしてその他の何百ものサンプルからメラミンが陽性と出た。
これらはリコールされていないフードである。

アセトアミノフェンが最高水準で検出されたフードは、ペットフード製造会社から提出されたものだとしているが、その社名は証していない。


現在FDAが研究室を調査しているとのこと。
詳しい発表がされることを期待したいです。


研究所はブランド名を公表していませんが、個人で検査をした人は公開しています。以下はその一例です。
サイエンス・ダイエット センシティブ ストマック(Sensitive Stomack)
アセトアミノフェン陽性 (猫の写真の下のイメージ参照)
ヒルズ・・・お腹に優しいフードの中身がこれですか・・・
 

アセトアミノフェンは犬や猫にとって非常に有毒です。
Call 4 Action: より
約500ミリグラムで中型犬の致死量になり、猫ならその半数の量で該当します。

猫の場合、赤血球が酸素を運ぶ能力を失うため、窒息に近い症状を起こす。
そして犬と猫の両方で肝不全を起こす恐れがある。

症状の兆候
・嘔吐
・無気力など元気がなくなる
・呼吸困難
・歯茎の変色、茶色くなる など


混入した理由やルートは全く分かっていません。

 
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中国製の歯磨き粉の問題
2007/06/03(日)
中国製歯磨き粉から毒性のあるジエチレングリコールが検出された事件ですが、
問題の会社は犬用の歯磨き粉も生産していたそうです。

販売リストに載っていたと言うだけなので、問題のジエチレングリコールが含まれていたかどうかまではわかっていないのですが念のため。流通についても不明です。
Dog Toothpaste

中国製の歯磨き粉(人間用)のニュース
米、中国製歯磨き粉の使用避けるよう呼びかけ


問題になっている会社
Suzhou City Jinmao Daily Chemicals Co., Ltd.
歯磨き粉以外にも、多くの製品を販売しています。ペット用シャンプーもあります。
http://jinmao.en.alibaba.com/

 
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メラミンの二次汚染について (ダイヤモンドペットフーズ社の場合)
2007/06/01(金)
「二次汚染でリコール」するブランドが多数ありますが、今までは二次汚染の可能性があるとしてのリコールばかりだったと思います。

5/23にダイヤモンドペットフーズ社がニュートラナゲットを二次汚染でリコールを発表した件ですが
Nutra Nuggets Recall Press Release (05/23/07)
「because of melamine cross contamination(二次汚染が理由で)」と言い切っています。

この記事を紹介した05/24のニュース01の記事
「メラミンの2次汚染の可能性により、リコール対象」となっていたので、可能性だけかと思っていたのですが、完全に二次汚染している方が正しいでしょうか。

5/22のメニュー・フーズ社の二次汚染のリコール漏れのニュースでは
「possibility of cross contamination (二次汚染の可能性)」と、可能性だけの場合は告知にpossibilityの表記で載っています。


その後、5/29にニュートラナゲットについてのFDAの発表にて
Another Pet Food Recalled By FDA
"after tests found trace amounts of melamine in the food"
微量のメラミンがテストで発見されたと発表されました。

ダイヤモンドの以前のリコール製品は、製造委託していたアメリカン ニュートリション社が勝手にライスプロテインを追加したために起こったリコールでしたが、今回の二次汚染の製品はダイヤモンドペットフーズ社自身の工場で生産したもののようです。

普段から原材料が混ざり込むようないい加減な管理をしているから二次汚染したのではないでしょうか。メラミンだけ入り込むわけはないので、グルテンと一緒に入っているはずです。グルテン不使用のフードにも普段からグルテンが紛れ込んでいる可能性があるという事になります・・・。
 

ニュートラナゲットがリコールに踏み切った理由への疑問

ニュートラナゲットをリコール開始前する2日前に、メラミン陽性を報道したニュースがあります。

msnbc (2007/5/21)
Dog owners warned about potentially contaminated food
2007年5月21日、ビサリア(カリフォルニア州)のコストコで販売されたニュートラナゲットで少なくても4匹の犬が病気になった可能性がある。

「we sent a sample to get it tested and it came back positive with melamine.」
検査のためサンプルを送り、結果はメラミンが陽性だった。

上のニュースの報道元 KSEE24 NEWS (カリフォルニア州フレスノのローカルTV)
ニュースのログは残っていませんが、アップ当時は報道された時のビデオも載っていました。この段階ではリコールリストに載っていなかったので、ニュースでは消費者に注意を促しています。
キャプチャしていた当時のページ

5/21テレビ報道 → 5/23リコール開始です。
テレビ報道が無ければどうだったのか? と、どうしても疑問が出てきてしまいます。
ニュートラナゲットの告知では、"no animal deaths have been reported (死亡報告は無し)"として、報道にある病気になった犬についてはふれていません。
 

ダイヤモンドペットフーズ社は1年前にも毒物混入(アフラトキシン:カビ毒)で数十頭の犬が死亡する事故を起こしたばかりなので、原材料管理がいい加減としか思えません・・・。
Toxic pet food may have killed dozens of dogs
この記事では、分かっているだけで76頭の犬が死亡したとされています。
"FDA also has discovered that some of the recalled product was exported to at least 29 countries, including countries within the European Union. These countries have been notified"
FDAによると、少なくてもヨーロッパを含む29カ国になんらかの製品が輸出されています。 各国にも通知した事にはなっていますが、この時のダイアモンドの対応はもの凄く消極的だったため、それも非難されています。

ダイヤモンドペットフーズ社はアメリカン ニュートリション社に対して、製造記録を出させるなどの対応を今後行うと発表していましたが、自分の工場もどうにかしないとダメなのでは?
この2社に製造委託している事になるナチュラルバランスですが、それでも委託先を変更する気はないようです。

 
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