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2007/05/31(木)
2007年3月17日 (米16日)
2月から犬や猫の腎不全が相次いで報告され、調査の結果カナダの大手ペットフード製造会社であるメニュー・フーズ社製の製品が原因と分かる。
メニュー・フーズ社は12月3日から今年3月6日に集荷されたペットフードのリコールを発表。米カンザス、ニュージャージー州の2工場で製造された犬猫用フードを対象とした。
2007年4月10日
アメリカだけではなく、カナダの工場でも汚染された小麦グルテンが発見される。
これにより、メニュー・フーズ社のリコール数はさらに拡大した。
Recall expands to include pet food in Canada (英語)
■リコールの規模が大きくなった理由 〜メニュー・フーズ社とは〜
メニュー・フーズ社はペットフードのメーカーから委託され製造する会社(OEMメーカー)です。北米最大のペットフード製造会社で、小売メーカーの上位20社のうち、17社の製造を受け持つほどです。被害が多数のブランドに影響したのもそのためです。
■原因について
4月に入り、中国から輸入された小麦グルテンにメラミンが混入していた事が分かる。その後、ライスプロテイン濃縮物からもメラミンが発見される。
メラミンが混入されていた理由は、メラミンを混ぜると原材料のタンパク量(窒素含有量)が多く計測され、品質を良く見せかける事ができるためとされる。
メラミンの他に、シアヌル酸も問題となる。シアヌル酸もメラミンと同じ理由で意図的に混ぜられていた可能性が高い。
中国はメラミンを意図的に加えた事を否定していましたが、後に認めました。[参照]
■多くの被害を出した理由
5月の初めに、メラミンとシアヌル酸の相互作用で、致命的な腎臓障害を起こしたという結果が分かりました。
CNN (2007/5/2)
Mix of chemicals may be key to pet-food deaths (英語)
ペットフードによる死は、化学物質の混合が主因と思われる。(以下要約)
実験によると、試験官の中の猫の尿に、メラミンとシアヌル酸を合わせると結晶が形成される事が分かった。 この結晶が腎不全の引き金になったと思われる。
医師が腎臓障害の猫の外科手術を行ったところ、通常の結石はなく、代わりに尿管がメラミンによる結晶で完全にふさがれていた。
FDAは、中国から輸入されたライスプロテインと小麦グルテンがメラミンとシアヌル酸の両方に汚染されていた事を確認した。
■メニューフーズ社以外にも拡大
メラミン汚染の原材料を輸入販売した会社が他にも発見され、リコールされるブランドはさらに拡大しました。
リコールブランド一覧
■二次汚染の拡大
二次汚染とは、小麦グルテンやライスプロテイン不使用にもかかわらず、同じ工場でメラミンに汚染された原材料を使用していたため、製品がメラミンに汚染されていた事です。
これにより、リコール数はさらに拡大。
〜新たな問題〜
■リコールリストにない商品からシアヌル酸の検出
個人でペットフードの検査を行った人から、リコールリストにない商品からシアヌル酸されたという報告がアメリカの個人のブログに発表され、注目を集めています。
■アセトアミノフェンの検出
6月の初めに、個人でフードの検査を行った人からアセトアミノフェンが検出された事が分かる。その後、FDAの調査により、リコールされていない複数のサンプルから検出された事が認められる。
6/8現在、アセトアミノフェンの混入した理由やルートは全く分かっていません。
現在FDAはアセトアミノフェンの調査を行っています。検査を行った研究所は、陽性反応のでたブランドを公表していません。そのためアセトアミノフェンの検出は、大きな波紋を呼んでいます。
個人で検査結果を発表した人からは、サイエンス・ダイエットの一部から検出されたとして、検査結果の用紙を公開しています。
アセトアミノフェンとシアヌル酸の問題
日本ではほとんど報道していません。たまにニュースで流れても、アメリカで起こった事件として、日本での危険性については全くふれません。(並行輸入している人への配慮など)
ただ、日本だけが特別報道していないという事ではなさそうです。
香港やヨーロッパ在住の方からメールを頂きましたが、日本と同じ状態とのこと。
(日本はアメリカからのペットフードの輸入が多いため、他国に比べてもう少し報道が多くないといけないとは思いますが・・・)
テレビで目にするのはヒルズやアイムスの新しいCMばかり。アメリカではリコールしているのに、自粛もなし。いくら製造ラインが違うとはいえ、同じメーカーで起こった事件なのに・・・。 日本の代理店はあてにできないのが現実です。
2007/05/30(水)
メーカーや団体ではなく、個人で検査を依頼して得た結果で
検査結果はforensic toxicologist (法医中毒学者)で公認されています。
Itchmo (2007/5/24)
EXCLUSIVE: Lab Reports Cyanuric Acid In Unrecalled Dry Food
これによると、アイムスのリコールリストにないドライフードからシアヌル酸が発見されたそうです。検査をした製品は開封済みのものだったため、未開封の同じロッドで再検査を予定しています。
(以前は検査結果の用紙がアップされていましたが、現在はリンクをはずしてます。※5/25 アップデート分参照)
アイムス Large Breed dry dog food 20 lb. bag
ロッド: 260608 70574173 F4 US30940
有効期限: 6/26/08.
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※5/29 アップデート分
Recall Update: Tuesday
未開封の同じロッドを2袋入手。
検査結果が出るのは2〜3週間後の予定。
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※5/26 アップデート分
アイムスから返答内容
「記事は偽りで、残念ながら消費者を惑わす行為です。知っての通り、この種の噂は時々起きます」
Itchmoのコメント「検査レポートは正式な研究機関で検査した結果で、記事を"よくある噂"として片づけるのは無責任」
P&Gは自分でテストをして問題なかったとして、Itchmoの検査結果は無視する意向のようです。ずいぶんと素早い対応です。
検査結果を噂呼ばわりとは・・・さすがアイムスです。
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※5/25 アップデート分
・検査した会社はP&G(アイムス)から連絡を受け、Itchmoに検査結果の画像をサイトから削除して欲しいと言ってきたそうです。
速効でP&G(アイムスの親会社)が動き出しました。
アイムスは資金と弁護士を使って消費者をねじ伏せてきたあくどい過去が色々とあるようです。そのためか、メニュー・フーズ社のリコールが開始された初期の頃、一番たたかれていたのがアイムスでした。
相手にするには相当な覚悟がいるメーカーです。
検査を依頼した人だけではなく、検査機関の方にもしっかりと連絡をしてデータを公開しないように要求させるなど、手回しの良さがうかがえます。
ニュートロのドライフードへの疑惑
こちらはフードの検査結果はありませんが、ニュートロのドライフードも怪しいと言われています。
Pet Owners Blame Nutro Dry Food For Their Pets’ Illnesses
ニュートロのドライはリコールされていないので購入したが、ペットが腎臓障害をおこしたという報告です。
メーカーには連絡したそうですが、返答はなかったそうです。
安全発表をしているブランドも怪しいとしか思えない結果です・・・。
日本でもナチュラルバランスなどが検査結果を公表していますが、メラミンが基準値以下とだけ公表されても安全性が完全に確定した事にはならないはずです。
メラミンとシアヌル酸との相互作用で深刻な腎臓障害が発生し、致死量になる数値は発表されていなかったと思います。基準値以下でもメラミンが存在し、シアヌル酸が合わさったときの安全性は不明です。
2007/05/28(月)
以下はメニュー・フーズ社への集団訴訟についての記事(訴訟内容は載っていませんが、メニュー・フーズ社の対応が分かります)
USA Today (2007/5/27)
Court: Menu Foods harassed pet owners
『裁判官は、メニュー・フーズ社とクロフォード社(Crawford & Co., 保険について担当している)に訴訟に加わった人に連絡してはいけないと警告。連絡は訴訟人の弁護士を通してからのみとなっています。
警告にもかかわらず、その数日後にはクロフォード社は訴訟人に嫌がらせの電話をしている。話し合いをしたくないと言っている相手にも、しつこく電話を繰り返すなど。そのため訴訟人の弁護士は、メニュー・フーズ社が訴訟人に対して"bullying(弱いものいじめ)"をしないように連邦判事に頼んだ。
訴訟人への電話の内容は、「弁護士からアドバイスを得る権利を放棄するサインをするように」というものです。』
メニュー・フーズ社の保健担当であるクロフォード社(Crawford & Co.,)とは
http://www.crawfordandcompany.com/GHome.aspx
クレームや集団訴訟などを扱う世界最大の保険会社です。
訴訟大国アメリカでは珍しい話ではないのかもしれませんが、これが大手メーカーのやり口といった感じでしょうか。
この記事の下に「Episcopal」という人のアイムスについての書き込みがあります。(個人の投稿なので信憑性について判断する事は出来ませんが)
『アイムスのフードが原因で犬を1匹亡くし、他にも犬と猫が病気になったため、アイムスに電話をすると、相手は全ての情報を提供するように要求し、内容を確認後、使用したフードを全て捨てるように命令した。「証拠なので捨てる事はできない」と言うと、電話の相手は怒った。』
訴えられる前に証拠隠滅の命令をしています・・・。
訴訟がらみでアイムスが悪評ばかりなのも、こういうところが原因なのかもしれません。
メニュー・フーズ社以外にも、ウォルマートストア、ニュートロ、マーズ、コルゲートなど、多くの企業が訴訟を起こされています。
Grocers Among Defendants in Class Action Tied to Tainted Pet Food
訴訟内容はメラミン混入だけではなく、「ラベルの表示内容が正しくない事」です。使用されている添加物や原材料についての問題です。
集団訴訟を受け持っている法律事務所
Maltzman Foreman
アメリカではペットフードのラベルの規制を作るという法案が出ているので、今後改善されていく可能性があります。
日本での改善はほど遠いとは思いますが、日本はペットフードの6割が輸入で、その約3割がアメリカです。アメリカのブランドであれば、日本で販売されるときのラベルも分かりやすくなるのでは? と希望を持っていますが・・・。日本の代理店で発売する製品だけ非表示なんて、さすがにそんなことはしないと思いたいです。
2007/05/26(土)
AccuTrace Testing, Inc.
ペットフードの検査の価格 (PDF)
メラミン+シアヌル酸+アミノプテリン(陽性反応のテスト)=149ドル
検査結果のレベルの測定 +50ドル
その他送料などがかかるかと思いますが、陽性反応テストと数値の測定を合わせて約200ドルです。日本の相場は分かりませんが、おそらく海外の方が安いのではないでしょうか。
日本ではナチュラルハーベストとナチュラルバランスが検査をしていましたが、検査結果用紙を見ると、どちらも環境技研を使用していました。
メラミンのみの検査結果
ナチュラルバランス:N.D(10ppm未満)
ナチュラルハーベスト:未検出(0.001wt%未満)
※メールで教えて頂いたのですが、N.Dは未検出の略語で、10ppmと0.001(wt)%は同じ値を示しているとのこと。
1ppm = 0.0001% の計算なので、10ppm = 0.001(wt)% となるようです。
毒物など気にしない時代になればいいのですが、
今度はメラミンに汚染されたコーングルテンが北米で初めて発見されました。
CBC News (2007/5/26)
Food watchdog blocks melamine-tainted gluten from entering Canada
カナダに輸入されたコーングルテンを検査したところ、メラミンとシアヌル酸に汚染されていたそうです。過去に流通があるかなど、詳しい事はまだ公表されていません。
2007/05/25(金)
リコール対象
ダイヤモンド ペットフーズ社(Diamond Pet Foods, Inc.)
Nutra Nuggets 40 Lb. Lamb Meal and Rice Formula
News01 (2007/05/24)
ペットフードのリコール対象に「ニュートラナゲット」追加
二次汚染を懸念してのリコールだと思っていましたが、メラミンは陽性だったようです。
詳しくはこちらで紹介しています。
2007/05/25(金)
リコール漏れがあったとして1製品追加しています。
ウエスタンファミリー カナダ
犬用Chicken Cuts/Gravy
猫用Chunks of Chicken/Gravy
News01 (2007/05/23)
メニューフーズ社が発表漏れペットフードのリコール発表
2007/05/22(火)
ペットフード(犬用、猫用)の輸入 ※PDF 2007/4/26発表
(大阪税関が出した特集なので、近畿圏のデータがメインです)
ペットフードの国別輸入割合 2006年度
| 割合 | 数量 | |
| アメリカ | 29.9% | 124.970トン |
| タイ | 25% | 104.465トン |
| オーストラリア | 29.2% | 121.838トン |
| 中国 | 5% | 20.911トン |
| その他 | 10.8% | 45.148トン |
国内市場における輸入品の割合は、約6割を占めているそうです。
その輸入品の5%は中国産という事になります。
近畿圏の統計では、中国からの輸入はここ10年で6倍になっています。
特にジャーキー等犬用おやつの輸入が多いそうです。
上のデータは小売用のみなので、原材料として輸入されたものは含まれていません。
ペットフード工業会による表示義務は、最終加工が施された国だけです。
日本で加工された製品は、中国産かどうか分からないのが現状です。
2007/05/21(月)
ペットフード業界のずさんさが明るみになりました。
以前からペットフード業界のダメな部分として、メーカーと製造委託している会社の関係を指摘する声はありましたが、リコール事件でやっとメディアで大きく取り上げられるようになりました。
USA TODAY
Pet food probe: Who was watching suppliers?
誰がサプライヤーを見張っているか?
(以下要約です。変なところがあったらすみません)
いくつかのペットフード会社は、自社で販売している製品に実際に何が含まれているのか、原料がどこから来るのか知らないと述べている。
5つのペットフード会社が、製造会社が同意無しにライスプロテイン濃縮物を加えたと発表した。これは、リコールが起こったから明るみに出た。
(※アメリカンニュートリション社の事。リコール事件が無ければ、ずっと続けられていたという事です)
あるメーカーは、製品を自分たちで作るわけでも、委託製造会社を監視してもいない。そして原料の供給元を選んだり点検もしていない。
・ブルーバッファローについて
多くのブランドがリコールされ始めた当初、ブルーバッファローは「自社は小麦グルテン不使用」と新聞一面に安全性をアピールする広告を出しましたが、その後リコールする事になりました。
ブルーバッファローは製造委託したアメリカンニュートリション社がライスプロテイン濃縮物を中国から輸入している事を知らなかったと言っています。そしてアメリカンニュートリション社は、ブルーバッファローが出したレシピ通りに製造していなかった。(勝手にライスプロテイン濃縮物を追加していた)
・メーカーの動き
ブルーバッファロー
アメリカン ニュートリション社との契約を辞め、今後発注しないそうです。
ロイヤルカナン
中国産の植物性たんぱく質(小麦グルテン、ライスプロテインを含む)を使用しないと公約した。
アイムス
供給元をチェックし、承諾するまでは勝手に変更させない。
ナチュラルバランスとダイヤモンドペットフーズ
製造委託している会社から、生産記録(ペットフードの成分を含む)を要求する。
メーカーによっては、自社での製造に切り替える動きもあるようです。
ナチュラペットプロダクツ
Natura Pet Products, (Innova and Evo brands)
缶詰用の工場を建てるか購入すると公表しました。
全てのメーカーが今後の対応を発表した訳ではありませんが、大手になるほど委託している業者と手を切れない・・・という気がします。
USA TODAY
P&G vows more control of Menu Foods
P&G(アイムス)はメニュー・フーズ社をそのまま使い続けると発表。
もっと監視するとは言っていますが・・・
P&Gはメニュー・フーズ社の一番のお得意先のようです。
2006年のメニュー・フーズ社の収入の21%は、P&Gから得ているとのこと。
P&Gはリコールによる販売への影響について語っていないそうです。
USA TODAYの世論調査によると、ペットの飼い主の17%がリコールによりフードを変えたと答えています。
17%しか変えていないといのは逆に驚きましたが・・・
今後メーカーがどう改善への対処をするかも見落とせない部分ですね。
2007/05/20(日)
ウィルバー-エリス社から購入したメラミン汚染のライスプロテイン濃縮物を使用したペットフードと同時期に製造されたフードが対象になります。ライスプロテイン濃縮物不使用でも、リコールとなっています。
FDAの告知
Chenango Valley Pet Foods Expands Voluntary Nationwide Recall of Certain Pet Foods (英語)
News01 (2007/05/19)
FDAがペットフードのリコール拡大対象製品 発表
追加リコール
犬用4ブランド、猫用3ブランド、フェレット用1ブランド
ドッグフード
・Doctors Foster & Smith
Lamb & Brown Rice Formula Adult
・Shop Rite
Redi-Mixt Dog Food
・Shep
Chunk Style Dog Food
・SmartPak
Live Smart Adult Lamb and Brown Rice
キャットフード
・Lick Your Chops
Kitten & Cat Food
・Health Diet Cat Food
Chicken & Rice Dinner
・Evolve
Kitten Formula
フェレット用フード
・8 in 1(エイト・イン・ワン)
Ultra-Blend Advanced Nutrition
※これらの製品による被害報告は出ていません。
エボルブ(Evolve)は、こちらの記事でも紹介しています。
回収する対象の日付は、「09/12/08」 「09/13/08」の2つがあります。
シェナンゴバレー ペットフーズ社は、自社のサイトを持っていないようです。情報はFDAなどのサイトを参照するしかなさそうです。
2007/05/19(土)
対象ブランドは以下の1種になります。
子猫用フード
・エボルブ キトゥンフード(Evolve Kitten Food)
トライアンフ ペットインダストリーズ社
(Triumph Pet Industries, Inc.)の告知 (英語)
ニュース01(2007/5/18)
エボルブ(EVOLVE)が新たなペットフードをリコール
今回のリコール製品はライスプロテイン濃縮物、小麦グルテン不使用で、FDAのテストでもメラミンは検出されていませんが、念のための対処ということです。
最初のリコールは以下の製品になります。製造はメニュー・フーズ社です。
キャットフード3種
ドッグフード1種
2007/05/18(金)
ドライキャットフード
・Lick Your Chops Kitten & Cat dry food
ヘルシー ペットフーズ社の告知 (英語)
ニュース01 (2007/5/18)
2次汚染でペットフード リコールがさらに拡大か
ライスプロテイン濃縮物をはじめとする小麦グルテンやコーングルテンは使用されていないものの、リコール対象ペットフードと同時期に製造されていたことから2次汚染の可能性もあるとして、新たなリコールを開始した。
今のところ被害報告は出ていないとのこと。
2007/05/17(木)
製造委託していたブランドはCostco(コストコ)です。
FDAの告知
Costco/Kirkland Signatur (ドッグフード)
Signature Premium 2 flavor variety pack
Costco(コストコ)とは (Wiki)
ウォルマートと同じ、大手小売グループです。
(アメリカではコスコと発音するらしいです)
日本にも5店舗ありますが、同じ商品が輸入されているかどうかは不明です。
アメリカから直輸入で販売している可能性が高いので、購入された方は注意が必要だと思います。
2007/05/15(火)
手作りをしている人が多いようです。
ニュースでも手作りフードについてのアドバイスなどがよく報道されています。
CBS4denver (2007/5/13)
Healthy Pet Food Can Be Found In Store (Or Cooked)
ビデオ版 (最初に15秒CM有り)
Pet Owners Turn To Organic, Home Made Food
オーガニックのペットフードを扱う小さな会社が紹介されていました。
広告費をかけられないため、名前を知られていないメーカーです。
・Wellness
・Nature's Logic
・Merrick
・Karma and Nature's Variety.
ペットフードを選ぶときにどんなものを避けているか
・Wheat Gluten (小麦グルテン)
・Corn (トウモロコシ)
・Soybeans (大豆)
・Byproducts (副産物)
・Artificial Chemicals (人工の化学物質)
・Additives (添加物)
・Coloring Agents (着色剤)
・Preservatives (保存料)
・Hulls (穀物の外皮、殻などの不要部分)
ペットフードから手作りに変えるとき
少量を少しずつ今までのフードに混ぜて、ゆっくりと分量を増やしていき、約10日間かけて徐々に切り替えていくこと。
犬用の手作りレシピが紹介されていました。
※分量は15ポンド(約6.7キロ)の犬用です。
上でリンクしているビデオの後半で料理している様子が紹介されています。
鍋に植物油を少量入れ、以下の材料を混ぜていきます。
・皮なしのチキン 1/10カップ
・玄米 1/5カップ
・豆 10グラム
(※全て加熱済み)
・最後に塩ひとつまみと、マルチビタミン・ミネラルを追加
最後に切り札のようにサプリメントが登場。
塩も入れるのに驚きました・・・ひとつまみと書かれても加減が難しそうなのですが。
こちらはリコール当初に報道されていた番組です。
Safe Home Cooking For Pet
同じようにサプリメントが紹介されていました。
さすがサプリメント大国アメリカという感じです。
日本でもここまで報道してくれる番組が出てきてくれると良いのですが・・・。
2007/05/12(土)
※シリアル バイプロダクツ社について
News01 (2007/5/12)
ロイヤルカナンがリコール ペットフードを拡大(07/05/12)
ロイヤルカナン オフィシャルサイト
リコール拡大の告知
センシブルチョイス 8種、
キャスコ 犬用ドライフード7種、猫用ドライフード1種をリコール
Sensible Choice(R) (センシブルチョイス)
・ドライ ドッグフード
Sensible Choice(R) Chicken and Rice Adult
Sensible Choice(R) Chicken and Rice Reduced
Sensible Choice(R) Lamb and Rice Reduced
Sensible Choice(R) Chicken and Rice Puppy
Sensible Choice(R) Chicken and Rice Large Breed Puppy
Sensible Choice(R) NATURAL BLEND Adult
Sensible Choice(R) NATURAL BLEND Senior
Sensible Choice(R) NATURAL BLEND Puppy
KASCO(R)(キャスコ) ドライフード
・ドッグフード
KASCO(R) Chunks
KASCO(R) Hi Energy
KASCO(R) Maintenance
KASCO(R) Mealettes
KASCO(R) Mini Chunks
KASCO(R) Puppy
・キャットフード
KASCO(R) Cat
(ロイヤルカナンの発表では、直接の被害報告は出ていない)
2007/05/11(金)
シリアル バイプロダクツ社 (Cereal Byproducts)というシカゴの会社です。
汚染原材料はライスプロテイン濃縮物。購入元の中国の会社はBinzhou Futian Biology Technology Co. Ltd, です。(ウイルバー・エリス社と同じ)
News01 (2007/05/09)
ペットフード リコール問題さらにもう1社拡大の可能性
輸入したライスプロテインの出荷先は3社との事ですが、シリアル バイプロダクツ社のサイトでは証されていません。
シリアル バイプロダクツ社 (Cereal Byproducts)の告知
http://www.riceproteinrecall.com/
原材料供給先の3社について
情報は少ないですが、以下のサイトに載っていました。
Chicago Tribune news (2007/5/11)
Chicago-area company implicated in tainted pet food
A congressional source familiar with the pet food contamination issue said that Cereal Byproducts shipped tainted rice protein to Royal Canine, which issued a its own dog food recall on April 19.
1社はロイヤルカナン(4月19日にリコール開始済み)
A second customer, the source said, used the Cereal Byproducts rice protein to make a mixture of pet food ingredients, but those products sustained water damage and were discarded, making a recall unnecessary.
2社目の製品は、 water damage(水害?)を受けて製品は破棄。リコールの必要性は無し。
(社名は不明)
third company, the source said, hasn't been identified by the FDA.
3社目は、FDAでも特定されていない。
2社の詳細は不明。しかも製品が水浸しになったのでリコールされなかったというのはどういう状態なのか分かりませんが、かなり不自然な感じです。
※ロイヤルカナンは4/19にリコールを発表していましたが、シリアル バイプロダクツ社とは別件でのリコールでした。
5/12に新たにリコール商品を追加しました。
こちらに情報を追加しました。
2007/05/09(水)
ABC News (2007/5/9)
China says firms exported tainted protein to U.S.
中国国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ)の情報を元に、2つの会社が製品に含まれるタンパク質の量の計測をごまかすためにメラミンを違法に追加したと述べたそうです。
二つの会社とは
Xuzhou(徐州) Anying Biologic Technology Development Co. Ltd.
Binzhou(濱州) Futian Biology Technology Co. Ltd,
中国の監視機関は、これからは輸出に関する製品の管理を強化すると述べています。
これからの強化も大切ですが、汚染原材料の今までの流通経路や量が全て明らかになっていないため、こちらの方をはっきりして欲しいものです・・・。
2007/05/06(日)
二次汚染とは
小麦グルテンやライスプロテイン不使用にもかかわらず、同じ工場でメラミンに汚染された原材料を使用していたため、製品がメラミンに汚染されていた事です。
パッケージの原材料だけでは、汚染されたフードの判別ができなくなってしまいました。
News01 (2007/5/5)
二次感染懸念でペットフードリコール対象が拡大
フォスター&スミス社が追加リコール
ペットフードリコール問題 他社でも二次汚染の可能性
スマートパック ケーナイン社が新たなリコール開始
どちらもシェナンゴバレー ペットフーズ社に製造委託していたメーカーです。
【追加リコール商品】
フォスター&スミス社
Drs. Foster & Smith
・Dry Adult Dog Food Lamb & Brown Rice Formula
・Dry Adult Dog Food Lamb & Brown Rice
スマートパック ケーナイン社
・LiveSmart Adult Lamb and Brown Rice
(リブスマート アダルト ラム&ブラウンライス)
メラミンの流通経路について
ABC News (2007/5/5)
Pet food ingredient mislabeled
中国からの輸出業者は、原材料となる製品を「nonfood produt (非食料品)」のラベルにすり替えて検疫を逃れていたことが分かりました。
輸入元のどの段階でメラミンが混入しかまだ判明していません。
アメリカ国内にどれだけの量がどこへ流通したかも、全て把握されていないと言われています。
2007/05/03(木)
アメリカとカナダにそれぞれにリコールブランドが発表されてています。
ニュース01 (2007/5/3)
ペットフードリコール問題 二次汚染でさらに拡大
今まではケムニュートラ社からの小麦グルテンを使用した商品だけが対象でしたが、小麦グルテン不使用でもリコール商品と同じ工場で製造されたものに二次汚染の可能性があるとして、今回の拡大になりました。
メニューフーズ社 2007/5/2 追加分 (日本時間2007/5/3)
キャットフード 42ブランド 、ドッグフード 25ブランドを追加
アメリカ対象のリスト
カナダ対象のリスト
ナチュラルライフ、ニュートロなども新たに追加されています。
メニューフーズ社 全リコールリスト
キャットフード 67ブランド
ドッグフード 64ブランド
メニューフーズ社のリコールブランドは合わせて131になりました。
2007/05/03(木)
Yahoo News (2007/5/3)
Senate backs standard pet food labels
今回のペットフード汚染の報告を受けて、ペットフードのラベルには
米国上院によって定められた一定の成分表示が必要となるだろう。
現在はメーカーが自主的に表示しているだけだが、今後はペットフード成分に連邦の規格を必要とするという法案に、上院は全員一致で賛成票を投じた。
この法案は上院と下院の両方と、大統領が署名しないと認められないそうですが、上院の様子だとかなり好意的です。
まだ詳しい表示内容については出ていないようですが、今後の進展が期待されます。
できれば日本でも見習ってほしいです。
日本ではペットフードの規制はないですが、輸入品のチェックのための
ポジティブリスト制といものがあります。
http://www.jcpa.or.jp/qa/detail/08_05.htm
以前中国からの冷凍ほうれん草などに高濃度の残留農薬があったため
平成15年に検討され、去年5月に施行されました。
これまでは残留してはいけない農薬だけをリストにしたネガティブリストでしたが、使えるものだけをリスト化し、それ以外を原則全て禁止とする法案です。(残念ながら金属汚染や今回のように化学物質の汚染には効力がないのですが・・・)
中国側は今まで以上に日本製の検疫を強化して報復しているそうです。
そのためポジティブリスト制以降、日本と中国との貿易摩擦は激しくなったと言われています。
今回日本があまりリコール問題を取り上げないのも、トラブルを避けたいからかも・・・と思うのはいきすぎでしょうか?
2007/05/03(木)
CNN (2007/5/2)
Mix of chemicals may be key to pet-food deaths (英語)
ペットフードによる死は、化学物質の混合が主因と思われる。(以下要約)
実験によると、試験官の中の猫の尿に、メラミンとシアヌル酸を合わせると
結晶が形成される事が分かった。
この結晶が腎不全の引き金になったと思われる。
医師が腎臓障害の猫の外科手術を行ったところ、通常の結石はなく、代わりに尿管がメラミンによる結晶で完全にふさがれていた。
FDAは、中国から輸入されたライスプロテインと小麦グルテンがメラミンとシアヌル酸の両方に汚染されていた事を確認した。
FDAには1万7000件以上の問い合わせがあり、1950匹の猫と2200匹の犬が死亡したとされています。
FDAは小麦グルテンと、小麦グルテンを含む製品のサンプルを検査し、750のサンプルのうち、330 (約44%)からメラミンかメラミン関連化合物の陽性反応が出たと発表しました。
ライスプロテイン製品は85サンプルのうち、27から陽性反応が出ています。
メラミンとシアヌル酸とは?
国際化学物質安全性カードの表示によると
メラミン
長期または反復暴露の影響:腎臓に影響を与えることがある。
シアヌル酸
長期または反復暴露の影響:腎臓に影響を与えることがある
両方とも状況により腎臓障害のリスクがあると表示されています。
影響を受けたペットの総数について
FDAが問い合わせによる被害数を公表しましたが
リコール開始当初から、6000万のフードがリコール対象なので
民間の団体では少なくても死亡数は数千匹になるのでは・・・と予想されていました。
Pet Connection (ペットの情報サイト)
被害にあった人からの情報を集めています。
ここで集められた統計によると
死亡数は、猫2,334匹、犬2,249匹
影響を受けたペットの総数は14,228匹となっています。
2007/05/01(火)
メラミン自体の毒性が低いため、メラミンだけが原因なのかという疑いもでていますが、こんな発表がありました。
ABC News (2007/5/1)
A Look at the Additive Melamine
(要約)
メラミンとは何か?
メラミンは67パーセントの窒素と、水素と炭素を含む有機化合物。
研究室で作られるが、ある種の殺虫剤が分解すると生成される。
使用目的は?
窒素で高いので、メラミンは化学肥料として使う事ができる。
通常アメリカではメラミン樹脂として使用される。
有害について
ラットやマウスでの実験では、毒性はかなり低く、投与量が非常に高いときのみ有害です。
有害となる投与量は、ペットフードで見つかった量よりもはるかに高い。
ペットフードが作られる過程か、もしくはペットフードを食べた動物の新陳代謝の過程でより致命的な化合物にメラミンが変化したのかもしれない。
これが今のところ有力な説となっています。
まだ解明されていないため、推測の域ですが・・・。
中国側の見解
ABC News (2007/5/1)
Suspect Additive Commonly Used in China
中国では動物の飼料に一般的に使用され、一部の顧客には賞賛されている。
the Kaiyuan Protein Feed社(中国)のワン経営者 のコメント
「メラミンは適量を使用すれば、動物に害はでない。自社の製品は、非常に安全で確かです。」
これが中国側の考えた方のようです。
しかしリポートでは「メラミンを含む食物を動物に食べさせると、その動物の肉や卵を経て食物連鎖の中にくみこまれてしまう。人間が病気になると言う証拠はないが、彼ら(中国)は化学物質が他の物質と合わさったときの安全性について知らなさすぎる」 と指摘されています。
同じ話題があちこちで取り上げられています。
こんな事件を起こしたメラミンを 「使用するのは日常茶飯事」と答えれば当然でしょうか。
CBS News (2007/5/1)
Pet Food Toxin Said To Be Common In China
ペットフードへの毒素(メラミン)は中国では一般的だった・・・という記事です。
以下も同じような記事です。
CNN (2007/5/1)
Chemical behind pet food recall common in Chinese feed
msnbc (2007/5/1)
Animal feed in China often contains mild toxin

