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ウォルマート社の製品への疑問、ラベル問題について
2007/09/09(日)
8月の半ば過ぎに、アラバマのウォルマートでリコールリストにある製品が売られ、間違って購入した人の猫4匹が病気になったというニュースがありました。
しかし、話はそこで終わっていませんでした。

製品:Special Kitty Food
製造元:メニュー・フーズ社

ソース:2007/8/23 WSFA TV
記事が残っていないので詳細はItchmoにて
Wal-Mart Fails To Block Recalled Cat Food From Sale


その1週間後に
買い物をしていた女性が、パッケージのCPUコードの上に新しくラベルが貼られている商品を見つけました。新しいラベルの下にある本来のCPUコードは、リコールリストにあるナンバーでした。

ソース:2007/9/1 Reader worried that cat food may be recalled item
itchmoの記事 Wal-Mart Says Special Kitty Cat Food Not Recalled

ウォルマートの発表では、中身はリコール品ではなく、当時のパッケージに新しい中身を詰め、CPUコードを貼り直したという事です。中身は安全なので、問題ないというものでした。


しかし、そのさらにその1週間後
ケンタッキー州のメリッサ・マーチンは、新しいCPUコードのフードでも自分の猫が病気(腎臓障害)になったと公表しました。
フードを与えていると、突然体調が悪くなり、水を大量に飲むようになったので心配になりパッケージを見ると、商品は古いCPUコードに新しくラベルが貼ってあるタイプのものでした。

ソース:2007/9/6 WTVQ(Action News 36) Confusion Over Recalled Pet Food

この話はマーチンだけではなく、同様の話がitchmoのフォーラムでも投稿されていました。
この記事を発表したAction News 36はウォルマートにコンタクトを試みた。それによると、ウォルマートのコメントは 「ウォルマートの製品はリコール品とは関係ない安全なもである。そしてメニュー・フーズ社は、新しいCPUコードのパッケージで販売するだろう」 というものでした。

Action News 36はさらにメニュー・フーズ社にコンタクトを試みたが、メニュー・フーズ社は訴訟問題を抱えているためマスコミとのコンタクトを禁じられているというコメントをしたのみだった。

itchmoの記事はこちら
Woman Claims Cat Sick From Eating Wal-Mart Special Kitty Cat Food
新しいCPUコードが貼られているパッケージの写真があります。


とても紛らわしいです。問題ないにしても、せめて新しいラベルに注意書きをするべきだと思います。
しかも新しいCPUコードの製品でも、消費者からは疑惑の声が複数あがっています。

メーカーと消費者の意見は分かれたままです。
ウォルマート、メニュー・フーズ社の発表を信じる人はどれだけいるのでしょうか・・・。

 
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ペットフードリコール事件の被害総数とその後
2007/06/17(日)
汚染されたペットフードの影響についてバンフィールドから発表がありました。
以前にも汚染されたペットフードを販売した3カ月の間に、病院を訪れた猫の腎不全の割合が30パーセント増加したという発表がありましたが、その続報になります。

バンフィールドとは (Banfield, The Pet Hospital)
アメリカ国内にクリニックを615カ所持ち、獣医の数は1000人以上にのぼる世界最大の動物病院。毎年350万匹のペットの診療をしている。

Fallout from pet food continues
バンフィールドによると、最大で39.000匹の犬と猫が汚染されたペットフードで病気になるか死亡したとされています。
2006年12月~2007年3月の間に100万以上の動物を診療した結果、猫の腎不全の数は30%増加している。
データによると、1万匹の犬と猫がフードを食べるごとに、そのうち3割が腎不全になる事を示しています。

大変な数です。
当初からリコールされたフードの量を考えると、数万に上るだろうとは言われていました。アメリカ国内の犬の数は約6千万、猫は約6千8百万匹と言われています。
 

もう一つ、上の記事によるとブルーバッファローは製造委託していたアメリカン・ニュートリション社を起訴しました。

アメリカン・ニュートリション社は委託された製造レシピにはないはずのライスプロテイン濃縮物を勝手に追加していました。そのライスプロテイン濃縮物がメラミンに汚染されいたために、ブルーバッファローはリコールする事になったのです。
入っていないはずの成分が入っている訳ですから、ブランドの信用ガタ落ちです。
アメリカン ニュートリション社との契約を辞め、今後発注しないと発表もしています。[参照]

アメリカン・ニュートリション社へ製造委託して同じ被害にあったブランドはブルーバッファローだけではありません。

アメリカン・ニュートリション社へ製造委託してリコールになったブランド
http://www.americannutritioninc.com/

・ ナチュラルバランス (Natural Balance)
・ ブルーバッファロー (The Blue Buffalo Co.)
・ ケーナイン キャビア (Canine Caviar)
・ ハーモニーファームズ (Harmony Farms)
・ カークランド シグネチャー (Kirkland Signature)
・ マリガン シチュー (Mulligan Stew)
・ ダイヤモンドペットフーズ (Diamond Pet Foods, Inc)
・ こころのチキンスープ (Chicken Soup for the Pet Lover's Soul )

この中でアメリカン・ニュートリション社から手を切り、起訴したとされるのはブルーバッファローだけです。他のブランドは勝手に製造レシピを変えていた製造会社を起訴もせず、監視を強めるという公表をしただけでそのままです。

アメリカン・ニュートリション社は、自社のサイトでこんな記事を発表。
FOR IMMEDIATE RELEASE – April 27, 2007
ライスプロテイン濃縮物は栄養価を高めるもので悪いものではないと弁明。
ライスプロテインを使うのは、大豆、トウモロコシ、小麦を使わない方がいいという消費者のニーズに基づいたものだと言い、消費者の方が悪いようなコメントまでしています。

反省の色無しです。

 
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米:リコール対象商品が店頭に
2007/06/11(月)
カリフォルニアのセーブマートで、リコール対象の製品が売られているのが見つかりました。
Cat survives eating recalled food, so far
この記事によると、知らずに購入した人の猫が病気になってしまったそうです。購入した理由は、値引きされていたからとのこと。
セーブマートはなぜリコール品が棚に残っていたのか説明できなかったそうです。製品はアイムスです・・・。

その猫は6袋食べただけで病院で治療が必要になり、命は助かりましたがこの先も療養食や定期検診が必要になってしまいました。
リコール対象商品は本当に危険だということが分かるニュースです。


※6/25追加
日本でも店頭で発見されています。
北米でリコール中のペットフードが日本で流通

フードの販売元がはっきりしない場合、念のため確認を!

 
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