2014/07/08(火)
未だに原因は不明ですが、影響を受けたとされるペットの報告数は増え続けています。
6月末頃から日本でも報道されるようになりました。
>中国産ジャーキーで犬1000匹超死ぬ 米で被害拡大
>中国製ペットフード問題、犬たちの死因いまだ不明
事件の概要だけで、疑わしいとされるブランド名など踏み込んだものは見られませんでした。
<FDAからのレポート (2014年5月1日時点)>
■報告数
・FDAが受けった報告数:4,800件
・病気になったペットの数:犬:5,600匹 猫:24匹
・死亡の報告:犬:1,000匹以上
(人間も3名影響を受けたという報告があります)
前回の発表は2013年10月でしたが、当時の合計は3600匹でした。約1,800件の症例が追加されたことになります。収束する気配は全くありません。
>2013年10月の記事
■症状の割合
胃腸疾患:約60%
泌尿器の病気:30%
残りの10%:痙攣、ふるえ、じんましん、皮膚のかぶれなど、様々な徴候を含む
■FDAの最新のレポート
>FDA Provides Latest Information on Jerky Pet Treat Investigation
>Questions and Answers Regarding Jerky Pet Treats
リコールは行われていないため、FDAはこれまでと同じように消費者が自分で注意をするように呼びかけています。
生産国がアメリカ国内であっても、原材料が中国産という可能性もあります。
この問題のこれまでの経緯については、以下にまとめています。
>中国産ジャーキー問題まとめ
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2013/10/24(木)
■FDAの最新のレポート
>FDA Releases Progress Report on Jerky Pet Treat Investigation
■報告数
病気の報告:3600匹以上
死亡の報告:580匹
■症状の割合
胃腸疾患:約60%
泌尿器の病気:30%
ファンコーニ症候群の報告:135件
報告される数は以前に比べ減ってきているようにみえるが、FDAは獣医とペットの飼い主に情報を求めている。ジャーキーが原因と思われる病気の場合、獣医に血液と尿の検査結果や、サンプルを送るように依頼。これにより、FDAはファンコーニ症候群や泌尿器の病気がどれくらい含まれているかという情報を得やすくなる。
日本でもニュースになっています。
>ペットの病気や死亡が3600例、中国産ジャーキーを調査 米国
23日のFDAの発表によると、2007年以降「ペット用おやつのジャーキーに関連する疾患」にかかったとして犬3600例、猫10例が報告されており、うち約580例で死に至った。
さらに情報を集めるためFDAでは、該当すると思われる場合は速やかに報告するよう消費者に呼び掛けている。また分析を行うため獣医師らに血液、尿、組織のサンプル提出を要請している。
FDA獣医学センター(Center for Veterinary Medicine)のバーナデット・ダナム(Bernadette Dunham)所長は「われわれが見たことのある疾患発生例の中でも、最もつかみにくく謎が多い例の一つ」だと述べている。
ペット用おやつのジャーキーは、鶏やカモの肉やサツマイモ、ドライフルーツなどからできているが、米国法の下では原材料の原産地の申告は製造業者に義務付けられていない。
これまでブログで紹介した内容をまとめました。
「ジャーキー問題とは?」という方は、ご参考ください。
>中国産ジャーキー問題まとめ
2013/06/13(木)
>NBCからのリポート
これまでにFDAはジャーキーが原因で病気になったというレポートを2,674件受け取り、その中には3,243匹の犬を含み、死亡報告は501件になります。
300個のサンプルテストを行ったが、汚染物資は発見されておらず、原因は不明のままリコールも行われていません。
中国産と言っても、販売元はデルモンテ、ネスレ・ピュリナなど、大手メーカーが多数含まれています。これまでの経緯は、過去の記事を参照ください。
>中国産チキンジャーキーに関する過去の情報
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