2007/11/18(日)
(発端については、下記の 9月28日更新分 を参照)
以下のニュースは、その続報になります。
FDAはまだ原因を特定できていません。その中で、トリーツの過剰摂取など、給与方法が問題なのでは?と言う説が出ています。
Pet food makers may post advisories on treats
ペットフード会社は、トリーツに関する注意書を掲示するかもしれない
(以下抜粋)
チキンジャーキーのトリーツを購入する消費者は、この手のスナックの安全な1日分の給与量について、パッケージラベルが正確ではない事に間もなく気づくだろう。
いくつかの製造会社と小売業者は、中国製トリーツによって犬が病気になったというクレームを受け、ペットの体重に合わせた給与量を検討している。
これらの動きは、ペットの飼い主がトリーツを過剰摂取させたり、ペットフードの代わりに与えてしまう事に基づいています。
ADI PET社は、給与量について改訂の計画をしているが、それは時期尚早であるという指摘もある。
FDAとコーネル大学は、2ヶ月前から中国製トリーツについて調査を行っているが、原因を特定できていないし、過剰摂取が元だという科学的な証拠もない。(トリーツによる犬の病状については、下記の9月28日 更新分に詳しくあります。)
PetSmart社は9月に中国製トリーツの2ブランドを自主回収し、2週間前に問題がないとして販売を再開した。給与方法は、新しいガイドラインを開発して採用しているという。
FDAの当初の発表では、犬用ジャーキーとのみ発表されていて、中国製とは特定されていません。FDAからの新しい発表はなく、メーカーが独自で調査や研究をして、推定で目星をつけているという感じです。
■9月28日 更新分
FDAから犬用チキンジャーキーへ警告
FDA Cautions Consumers about Chicken Jerky Products for Dogs
FDAは消費者からチキンジャーキーを食べた犬が病気になったという報告を受けたとして、警告を出しました。(ジャーキー以外でも、チキン系のおやつに問題があがっています)
70以上の苦情が寄せられ、病気になった犬は95匹以上含まれるとしています。
病気の原因はまだ不明です。
FDAは大規模なテストを行ったが、汚染物質の特定はできなかった。
病気の発端は、チキンジャーキーではないかと予測している段階です。
FDAはバンフィールド(アメリカ国内にある世界最大の動物病院)から、チキンジャーキーと、病気の兆候(嘔吐、下痢、出血性下痢)との関連性があるという報告を受けています。
ほとんどの犬は回復してはいますが、いくつかの死亡例も報告されています。
症状や兆候について
食欲減退、活性低下、けん怠感、嘔吐、下痢(時に出血を伴う)、水分摂取の増加、尿の増加
血液検査では、腎不全(尿素窒素とクレアチニンの増加)の可能性
尿のテストは、ファンコーニ症候群(グルコースの増加)の可能性
症状は食後数時間から数日以内に現れる可能性が高い。
症状が激しい場合や、24時間経っても納まらない場合は獣医に相談するべきである。
FDAは現在この問題について積極的に調査中です。
調査中のせいか、FDAはジャーキーのメーカーも原産国もまだ発表していません。
消費者からの報告数はかなり多いので心配です。
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