2010/08/23(月)
リコールの原因については、コチラを参照ください。
■2010年8月11日
P&Gがアイムスの特別療法食(ベテリナリーフォーミュラ)のリコールを発表しました。
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社より
特別療法食 アイムス ベテリナリーフォーミュラ(IVFドライフード)の自主回収とお詫び
対象製品
IVFパピープラス(子犬用)
IVF皮膚アシストFP (犬用)
IVFヘルシーエイジング・プラス(犬用)
IVF腎臓アシスト(犬用)
IVF腸管アシスト(犬用)
IVF血糖アシスト(犬用)
IVF減量アシスト(猫用)
IVF血糖アシスト(猫用)
IVF尿アシスト低pH(猫用)
IVF腎臓アシスト(猫用)
IVF減量アシスト(犬用)
IVF尿アシスト中pH(猫用)
IVF腸管アシスト(猫用)
賞味期限
2010年7月1日~2011年12月1日までの製品
販売ルート
全国の動物病院
理由
この度、弊社が米国で製造し、国内で販売している特別療法食【アイムス ベテリナリーフォーミュラ(ドライフードのみ)】において、弊社の品質基準に満たない製品が出荷された可能性が判明いたしました(対象商品は下記参照ください)。弊社米国工場では、定期的に米国検査機関による品質の検査が行われています。なお、この度品質基準に満たないと指摘された当該製品は、日本では出荷されていない製品です。
サルモネラ菌汚染の可能性についての記述は一言もありません。
動物病院など販売店へのリコールも通達しているようですが、理由についてはサイトの告知と同じで、サルモネラ菌については全くふれていないようです。
しかし、アメリカでリコールとなった製品と賞味期限が一致しているので、原因はまず同じかと思います。
ブログのコメントでも報告を頂きましたが、原因をこちらから確認をすると、やっと教えてもらえる状況のようです。
アメリカではリコールの原因となった生産工場をストップして調査をしているのに、この扱いはどうかと思います。
アメリカでのアイムス・ユーカヌバのリコールについて
サルモネラ菌はフードから人へも感染します。
該当製品を持っている場合は、フード自体にさわらないようにして対処する案内をしなくてはいけません。
原因がアメリカでのリコールと同じ理由なら、消費者の安全を無視した告知です。
P&G(アメリカの公式サイト)では、サルモネラ菌の危険性と感染の症状について告知されています。
2009/06/19(金)
並行輸入ならともかく、正規代理店であれば、メーカーからリコールの案内がきているはずです。
今年の6月から「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」がスタートしましたが、リコールの告知についての規制がないせいか、相変わらず野放しのままです。
どんな内容のリコールであっても、メーカーが発表したものは、販売店は告知するようにしてほしいです・・・。
■2009/05/25
FDA(アメリカ食品医薬品局)がニュートロのキャットフードのリコールを発表しました。
リコール対象国はアメリカを含む11ヶ国になるとしています。
FDAの告知
対象国
・アメリカ
・日本
・カナダ
・メキシコ
・韓国
・タイ
・マレーシア
・シンガポール
・インドネシア
・ニュージーランド
・イスラエル
ブランド
・Nutro Natural Choice Complete Care
ニュートロ ナチュラルチョイス コンプリートケア
・Nutro Max
ニュートロ マックス
best before dates
・May 12, 2010 ~ August 22, 2010
パッケージの確認方法
原因
生産時における亜鉛とカリウムの値が正確でなかったこと
・亜鉛のレベルが高く、カリウムが低い
・カリウムのレベルのみ低い
・ニュートロの告知 本社(英語)
・RED HEART (日本 販売代理店)
リコール対象
・ニュートロ ナチュラルチョイス コンプリートケア
・ニュートロ ナチュラルチョイス メンテナス
キャットフードのみで、ドッグフードは問題なし。
ニュートロは、消費者から問題はあがっていないと発表しています。
しかし、ミネラルの分量が違っていたため体調をくずしても、因果関係はすぐに分からないため、この発表には疑問を感じますが・・・。
これまでにニュートロの問題点を記事にしてきたサイトもあります。
今回のリコールと関わりがあるかどうかは不明ですが、前回の記事はこちら
ミネラルは、大量摂取の方が危険が大きいです。長期間不足した場合も、もちろん健康に問題はありますが、過剰の場合は短期間で中毒を起こす事もあるので怖いです。
ペットフードの製造過程でミネラルを混ぜる際に、均等に混ざらず部分的に高濃度になってしまう事があると指摘されています。
亜鉛は中毒をおこしますし、量によっては命にもかかわります。
ニュートロはミネラルバランスが違ってしまった理由や、亜鉛の数値までは発表していません。
AAFCO(米国飼料検査官協会)によるキャットフードの亜鉛の許容量は最大2,000ppmのため、リコールになったということは、この値を超えているのではないか、と推測しているサイトもあります。
The Pet Food Products Safety Alliance
このサイトによると、過去にドッグフードでもニュートロは亜鉛問題を起こしているんですね。ニュートロは認めていないそうですが・・・。
AAFCOの亜鉛の許容量は、犬は1,000ppm、猫は2,000ppmですが、上のサイトによると、ヨーロッパでは全ての動物に対し、亜鉛は最大250ppm(推奨される最大値は150ppm)までとなっているそうです。
2007/11/04(日)
サンライズの製品で不当表示があるというニュースがありました。
ペットフードも偽装…使ってないのに「ササミ」「ビーフ」
対象商品は「ふっくらソフト」 「ほねっこ」の2商品。
牛肉を使っていないのに、「ビーフ」と表示したり、ササミの代わりに魚肉を入れたにも関わらず「ササミ」と表示したまま・・・というものです。
サンライズHPの告知で一覧があります。
http://www.gonta.co.jp/oshirase/owabi.html
日本には表示義務がないので、氷山の一角という気がしてしまいます・・・。
農林水産省で検討されているペットフードの規制の改正案で、表示について厳しくなる事を期待したいです。
<前のページ