ペットフード事件簿 ペットフード事件簿
キャットフード、ドッグフードの情報やニュースについて紹介しています。
カテゴリー
  • [ペットフードリコール]日本のリコール情報(6)
  • [ペットフードリコール]海外のリコール情報(90)
  • [ペットフードニュース]日本のニュース(10)
  • [ペットフードニュース]海外のニュース(41)
  • [情報]中国産チキンジャーキー(7)
  • [情報]猫犬と新型インフルエンザ(5)
  • [情報]ペットフードの検査(16)
  • [情報]手作りフードなど(1)
  • [情報]その他(5)
  • [北米ペットフードリコール]まとめ(2)
  • [北米ペットフードリコール]ニュース(20)
  • [北米ペットフードリコール]ニュース(日本)(2)
  • [北米ペットフードリコール]リコールメーカー(海外)(11)
  • [北米ペットフードリコール]製造メーカー(海外)(4)
  • [北米ペットフードリコール]ニュートロ(日本)(2)
  • [北米ペットフードリコール]ナチュラルバランス(日本)(2)
  • [北米ペットフードリコール]サイエンスダイエット(日本)(1)
Google/ このブログを検索

Google

日本でリコール中の並行輸入品が見つかるまでの経緯
2007/07/03(火)
6月13日に、日本で北米でリコール中のペットフードが並行輸入され流通していた事がニュースになりました。 ※当時の記事参照

ニュースの内容は主に
・並行輸入品が日本でも見つかった事
・ブランド名の公表
・内容は、農林水産省からの発表である事

分かるのはこのくらいです。
その後ネットの報道などで、販売されたのが仙台市にあるホームセンターである事が特定されました。

農林水産省の発表なので、行政が少しは動いていたという感じにもとれますが、全く違いました。なぜ仙台で見つかったかというと、それには訳があります。

宮城大学食産業学部のペットフードの安全性について研究している研究者にたずねたところ、以下の経緯である事が分かりました。

原材料に小麦グルテンと明記されているもの、および原産国が中国であるフードを中心に四十数点についてメラミンやシアヌル酸の検査を行ったところ、そのうち1つからメラミンが検出された。
これがニュースで報道された製品(オルロイ社のドッグフード)です。

発見された内容を大学が宮城県に報告し、宮城県が農水省に報告。そしてようやく農林水産省が発表したという流れです。

ニュースで報道された時点では、このいきさつが全く伝えられていません。
検査した機関があった事や、見つかった並行輸入品にはメラミンが検出されてた事など、驚く事が多かったです。

大学で検査された内容は、8月の学会で発表されるそうです。(学術的な詳細としての発表なので、検査対象のメーカーまでは非公開との事です)

日本国内でもペットフードの安全を考え、検査を行ってくれている機関があるという事はとても嬉しい事です。(ブログに今回の記事を載せる許可も頂いています。ありがとうございます)


仙台で見つかったのは、行政が流通を調べて分かったのではなく、検査を善意で行った機関があったからです。行政は全くペットフードの安全を考えてくれていません。

並行輸入品がどれだけ国内で流通しているか、国は把握していません。
もし日本語のラベルがない製品や販売元がはっきりしない製品を購入された事がある方は、念のため確認される事をお薦めします。

スポンサーサイト



 
Trackback:(0)| Comments:(1) | Top↑
北米でリコール中のペットフードが日本で流通
2007/06/21(木)
販売した小売店から発表がありました。
販売数は100個との発表でしたが、実際は1028個というニュースも出ています。

・アークランドサカモト株式会社
・お知らせ (PDF)


※並行輸入品が発見までのいきさつはこちらで紹介しています。
 

2007/6/13の記事

北米でのリコール製品が平行輸入で日本に流通していた事が、農林水産省により分かりました。

発見されたブランド:ウォルマート社 オルロイ・ドッグ・フード・グルメ
Ol'Roy Dog Food Gourmet
賞味期限:2008/11/8~2009/3/7の間のもの

NHKニュース 2007/6/12


販売していた小売店では4月から100個売ったとの事ですが、どの販売店かは不明です。公表する義務はないのでしょうか・・・。

並行輸入はこれだけではないはずです。オンラインショップで「並行輸入 ペットフード」で検索すると、多くヒットします。リコール開始当初は、リコール該当商品と同じブランドも結構ありました。(※同じブランドでも、ロッドナンバーが違えばリコール対象外となります。Web上ではロッドナンバーまでは確認出来ないため、該当しているかどうかは分かりませんでした)

並行輸入品の量を考えると、日本に流通したものはNHKで放送されたものだけではない事は確かだと思います。
> 北米流通商品のリコール一覧

日本の代理店を通して販売されたものは、該当しない事になっています。唯一日本の代理店でリコールしているのは、ニュートロ(レッドハット)のみです。
正規の代理店を通じて日本に輸入されたものは、問題ないとして各メーカーは発表しています。
代理店の言葉どおりなら問題ないということです。

ただ、北米ではリコールリストにない製品から新たに毒物が発見されるなど、ペットフードへの不信が高まっています。
> ヒルズ サイエンスダイエット リコール外の製品からシアヌル酸
> メラミンだけではなく、シアヌル酸、アセトアミノフェンの検査を!
> アセトアミノフェンとシアヌル酸の問題

日本では北米リコール当初から報道が少なく、北米でリコールが開始されてそろそろ3ヶ月になろうとしていますが、知らないという人が多くいるようです。たまに放送されてもアメリカで起こった事件で日本には全く関係ないような報道のされ方ばかりでした。


並行輸入品でリコール該当商品はとても危険です。
> 米:リコール対象商品が店頭に
カリフォルニアのセーブマートで、リコール対象の製品が販売され、知らずに購入した人の猫が病気になってしまいました。
リコールのアナウンスが毎日のようにあったアメリカでさえ、全てが回収された訳ではないのです。
平行輸入品に身に覚えのある人は気をつけましょう。


リコール開始当初、CNNで放送していたものをキャプチャしたもの
> CNN (2007.04.05)

初めてリコールを知った方へ
> リコールの経緯につてのまとめ

 
Trackback:(0)| Comments:(6) | Top↑

      
PR

RSSフィード
  • 最新記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS
Copyright © ペットフード事件簿 All Rights Reserved. Powered By FC2.  skin:cuteblog