2011/03/07(月)
First confirmed 2011 case of H1N1 influenza virus infection reported in a domestic cat
2011年で初めて猫への新型インフルエンザの感染報告が確認された
同じ家に住む2匹の猫が、呼吸困難で救急の動物病院に運び込まれた。
重い呼吸器疾患を伴い、1匹は検査で新型インフルエンザが陽性となった。もう1匹は陰性だった。
1匹が陰性となった理由は、インフルエンザウィルスが消えるまでの期間が短いため、検査が間に合わなかった可能性があるとしています。
猫の飼い主の家族も同じ頃にインフルエンザに感染していたと報告しています。
猫は2匹とも助かりませんでした。
新型インフルエンザは、2009年11月~12月にかけて人からペットへの感染が数例報告されましたが、その後2010年1月以降からは、感染報告は全くありませんでした。
2009年の報告と、症状などについてはこちら
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2010/01/08(金)
2009年11月に、猫と犬に初めて人からの感染が報告されましたが、その後も報告があがっていました。
■新型インフルエンザについての新着情報
2009 H1N1 Flu Virus Outbreak (英語)
新型インフルエンザとペットの感染報告例
全て人からペットへの感染で、逆はありません。
猫の感染例
2009年11月 1匹 (アメリカ・アイオワ) 回復
2009年11月 1匹 (アメリカ・ユタ) 回復
2009年11月 1匹 (アメリカ・オレゴン) 死亡
2009年12月 2匹 (アメリカ・コロラド) 回復
2009年12月 1匹 (アメリカ・不明) 死亡
2009年12月 1匹 (アメリカ・ペンシルバニア) 死亡
2009年12月 1匹 (アメリカ・カリフォルニア) 回復
犬の感染例
2009年11月 (中国) 詳細は不明
2009年12月 1匹 犬(アメリカ・ニューヨーク) 回復
フェレットは季節性インフルエンザに影響を受けやすかったため、新型インフルエンザにも同じリスクがあるようです。フェレットにも複数の症例の報告が上がっています。
犬より猫の感染報告が多いのは、猫の方が室内にいて人間と接触している時間が長いためではないかと考えられています。
■新型インフルエンザとペットについてのFAQ (英語)
Frequently Asked Questions about the 2009 H1N1 Flu Virus and Pets
症状は人間と同じように、呼吸器系に現れるものが多いようです。
せき、くしゃみ、鼻水、呼吸困難、無気力、食欲減退など。
どうすれば感染を防げるかについては、まだリスクについて詳しい事が分かっていない段階のため、はっきりとした答えはありません。そのため、感染者には近寄らないようにするなど、人間同士での工夫と同じです。
心配すぎて過度に遠ざけたりすると、犬や猫にはストレスになる場合もあります。様子を見ながら、適度な予防処置を促しています。
犬や猫から人への感染報告はありません。
感染しにくいのか、感染報告が無いだけなのかは分かっていません。十分なデータがまだないため、こちらも推測の段階です。
2009/12/02(水)
※ブログでの最新情報はコチラ
11月半ばに猫の感染が1例報告されていましたが、その後2例の感染があり、1匹は死亡したとオレゴン獣医師会から発表されていました。
フェレットは過去に2匹死亡したという記事がありましたが、それは間違いで回復しているそうです。ただ、他の地域で感染したフェレット1匹が死亡したとされています。
オレゴン獣医師会からの発表
Oregon Cat With H1N1 Virus Has Died; Dogs in China Reported Positive for Virus
新型インフルエンザに人から感染したという報告があった動物
猫3匹 (アメリカ)
犬2匹 (中国)
フェレット複数 (アメリカ)
豚 (アメリカ)
七面鳥 (チリ)
猫は3例とも同居している家族からの感染です。
兆候は、呼吸器疾患、せき、くしゃみ、無気力、結膜炎(目のまわりの腫れ、赤み)など。
鳥類は七面鳥のみ報告がありますが、この記事ではペットの鳥も同じようにリスクがある可能性があると伝えています。
※2009/11/11 猫についての記事
※2009/11/30 犬についての記事
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